「八重の桜」最終回感想

最終回だからとゆーことで、久しぶりに「八重の桜」を観ました。

本当、前半とは打って変わって地味なドラマになりましたよね。やっぱり1年間通す大河ドラマの題材には合わなかった感じです。2時間ドラマとか、年始にやるテレ東系大型時代劇だったら良かったのに。

さて、最終回についてですが、群像劇だからどうしても話が薄くなります。八重の母さんの死がナレーションであっさりと流されてがっかり。まあ、大河ドラマって後半になると前半に活躍した人の死がサラっと流されること珍しくないのですが。

新島八重が全く老けていませんでしたね。昔のバラエティ番組の樹木希林までやれとは言わないけど、軒先で雨宿りをしていた女学生たちとそう変わらないルックスってのはおかしいだろう。というか会津時代とほとんど変わってないし。最後の紀行のシーンをドラマでやって欲しかったよ。

イケイケゴーゴー状態の徳富に釘を刺すシーンがありましたが、これは個人によって意見が変わるでしょうが、八重はどちらかといえば主戦論の持ち主だったんじゃないかな、と。戦争に負けたら惨めで酷い目に合うというのを、よく知っているのが八重ではないでしょうか。やるからには負けるな位のことは言いそうな気が。

最後の最後でドラマに「現代人の感覚」が出てしまったのが残念でした。

腐してばっかりもなんなんで、良かったなと思う所も。ラストは良かったですね。ドラマの根幹に流れる諦めないという気持ちを凝縮させたようなラストシューティングでした。あと、茶室に桜の花びらが吹き込んでくるシーンも良かった。観ていて「ああ、もう終わるんだな」と感傷的になってしまったもの。やはり桜は日本人にとって特別な花なんだな。

さあ！来年は「軍師官兵衛」だ。福岡市の地下鉄には官兵衛絡みのギミックが色々と施されているぞ！

個人的には竹中直人の秀吉をもう一度観れるのが嬉しい。私が初めてみた大河ドラマだし、ＤＶＤも買った。

大河ドラマ全体の視聴率が激減してから初めての戦国三傑（信長、秀吉、家康）登場作品。これで視聴率が上がらなかったらもうダメだと思う。