電波女と青春男〈5〉 (電撃文庫) | |
入間 人間 | |
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「電波女と青春男(5)」入間人間
前巻の鬱屈を晴らすような、丹羽君ハーレム全開ぶりが素敵な第5巻。
今回は、町内会(一部例外)の旅行で海に行く話が最初から最後までずっとメイン。
女の子たちの水着姿(一部例外)に舞い上がったり、エリオと真夜中の海で話したり、前川さんと旅館の部屋で二人きりの酒盛りしたり、とかなり青春ハッピーだった丹羽君。だが、泥酔したせいで前川さんとの約束をあやふやにしか覚えていないのが次巻への伏線となりそう。
うん、今回は前川さんが可愛かった。大人げなく(子供だけど)親交を深め合うエリオとリューシさんを出し抜いて丹羽君と接近しようなんて、なかなかの策士ぶり。そして乙女ぶり。普段と違う環境で、皆に内緒でするいけない事は、しかもそれが好きな人とだったら最高に楽しい事だよね。リューシさん>エリオ>前川さんだった僕の好感度にも、大幅な変動をきたすほどの破壊力だった。これはいよいよ次巻が楽しみ。