それでも町は廻っている 7 (ヤングキングコミックス)石黒 正数少年画報社このアイテムの詳細を見る |
さっき……10年後に残るとか残らないとかいってたけどさ~
例えば、共通のゲームを通じてできた友達と、10年以上つき合いが続くかもしれないじゃん。
「それでも町は廻っている(7)」石黒正数
待ってましたの「それ町」第7巻。
高校野球を応援したり、相撲大会に出たり、紺先輩を夏祭りに連れ出したり、カードゲーム勝負に挑む弟にレアカードを買ってやったり、調理実習で作った弁当を紺先輩に食べさせたり、町内会の旅行でスキーをしたり、なにかといろいろ楽しそうな歩鳥。脱力系の彼女がうろうろちょこまかしてる様には、相変わらず癒される。
個人的にご贔屓な紺先輩の登場シーンが少なく、エビちゃんにいたっては目次にしか登場しなかったのが残念だったけど、今回も水準以上に面白かった。
とくに印象に残ったのは猛がカードゲームで隣の組の強い男の子と戦友みたいになる話。上記に上げた静姉さんのセリフに思わず「だよね~」としみじみ相づちを打ってしまった。
というのも、僕自身にそういう友達がいるから。大学の頃からやっていたマジック・ザ・ギャザリングというカードゲームで出来た友人は、いまでも大切な友人だから。そういう出会いってあるよね。この世の中に、無駄なことなんて何一つない。きっとね。