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モバイルコンピューティングに興味を持ち
自分で実践するようになって10年近くが経つ。
海外ではアクセスポイントへのダイアルアップ接続が主流
だった10年前から、海外旅行の際は必ずミニノートPCを
持参してトーンとパルスの違いに悩みながらも毎回接続。
その頃から自分の信念は、「どんなに厳しい接続環境
であっても、最後は根性さえあれば絶対つながる」
というものだった。
それを一昨日、久しぶりに感じることとなったのだ。
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講演会場の講堂には、LANの線が来ていると事前に確認
していたし、数週間前の別のセミナーでも講師がネットに
つないで講演していたように見えたので(真相は不明)
当たり前のようにつながるものだと思っていたのだ。
そして当日。午後からの講演に備えて午前中に会場作り。
椅子を並べ、演台とプロジェクターをセットし、PCの
接続テストをしようとPCを講師机に置いてLANケーブルを
ジャックから引っ張ろうとしたところ。。。
何か、このLANケーブル短くね?
もっと長いケーブルがソーム課にあるのだろう、と思い
聞きに行ったら衝撃の事実が明らかになったのだった。
ソ「え? 講堂ってLANにつながってないよ」
J「は? だってジャックあるじゃん」
ソ「あれは特定の用途のためにあるもので、それ
以外のアカウントで接続するのは絶対に無理」
J「申請すれば何とかならないの?」
ソ「ホンシャに聞いてみるけど。。。」
(10分後)
ソ「設定もいろいろあるんで、当日ではダメだって」
J「(ノ`▽´)ノ ⌒ ((((((((((((((●~* 」
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さて久しぶりに本気で困った。
こういうときは深呼吸して落ち着かないといけない。
必要なのは、講師がインターネットに接続して、
いくつかのWebサイトを見せながら講演をするための
環境を、あと1時間以内に講堂で作り上げること。
頭の中では3つの対応策がぐるぐる駆け巡る。
ALT.1 超長いケーブルをどこかから探してきて
自分の執務室から引っ張ってきてつなぐ
ALT.2 必要なのは社内LANに入ることではなく、
インターネットに接続することなので、
PHSカードやカード型FOMAの保有者を探して
借りてプロバイダ経由でつないだって構わない
ALT.3 最悪の場合、ネットにつながずに講演をする
方策も考えないといけない。必要なページだけ
ダウンロードしておいて見せるとか。。。
そこまで考えが至ったところで講師に相談しようと
電話をしたのだが、自分の声がテンパっているのに
気づいたのだろう、講師の方は「今からそっち行くよ」
とアシスタントを連れて早めに会場入りしてくれた。
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「要は、だ」と講師の方は言った。
「長いケーブル探してくればいいんでしょ。まず
講師席から執務室のハブまでの距離を計ろうよ。」
と歩測を始めた。結果は約50mほど。思ったより遠い。。。
「じゃあ20mを3本か30mを2本買ってくればいいね、
近くの電器屋までちょっと車で行ってくるわ」
と、10分後には20mのLANケーブル3本とコネクタ2つを
手に戻ってきて、50m以上の距離を有線で結び、途中を
テープで養生してあっさりとLANに繋いでしまったのだ。
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いや、コロンブスの卵と一緒で、後から思うのは簡単なのだ。
だけど、自分は「絶対何とかなる」とすぐに思えなかった。
だから最初の一歩が、初動が遅くなってしまったのだ。
こういうセンスは、前の会社にいたころは普通にあった。
ボストンのホテルで、フロントのFAX回線を引っこ抜いて
自分のPCをつないで接続したこともあるくらいだから。
今はケーブル1本買うのにも決裁がどうとか悩んでしまい
フットワークもセンスも鈍ってきている気がしてならない。
この人と一緒に仕事が出来て良かった、と思った瞬間だった。
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余談だが、しっかり養生してつないだつもりだったのに
講演が始まった直後、講師があるWebサイトにアクセス
しようとしたらエラーが発生した。再び冷や汗どっぷり。
しかし今度はピンと来るものがあり、講堂のドアに向かって
すり足でダッシュし、ドアのところをじっくり見てみた。
ドアを閉めたときにLANケーブルを挟んでしまっている。
ケーブルはきしめんのようにぺちゃんこになっているが、
どうやら断線はしていないようだ、というかそう思いたい。
必死でケーブルを指で揉み、何とか二郎麺くらいまで戻した。
その直後、講師がWebサイトに無事アクセスできたらしいのが、
会場内の雰囲気として伝わってきたのだった。(´▽`) ホッ
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あきらめたらそこで試合終了だよ。