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これは「私の履歴書」シリーズにも
書いていないのだが、高校受験のとき、
ちょっとだけ大手の塾にも行っていた。
一応、私立の進学校を目指していたことも
あって、難関校向けの夏期講習を受けたり。
そのときに出会い、自分の人生に強烈な
印象を残したのが、数学の塚本眞三先生だ。
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他の講座があらかじめ配布した厚いテキストで
淡々と授業を進めるのに対し、塚本先生は毎回、
小冊子数十ページのオリジナルテキストを配る。
つまり、予習というものは出来ず、毎回のテーマを
先生が説明し、それを踏まえて練習問題を解くのだ。
後ろの方にいくほどレベルは上がり、出来る生徒と
出来ない生徒の差がどこで出るのかも明らかになる。
このやり方、その数年後に気づいたのだが、当時の
TAP、今でいうSAPIXが取り入れた授業の進め方であり、
そういえば塚本先生も元TAPの講師だったと話していた。
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自分は塚本先生が想定するようなレベルの高校には
合格できなかったが、大学受験で何とか取り返した。
それは、勉強というか学問に対する姿勢を先生から
叩き込まれたことが、大学受験でようやく活きたからだ。
最近知ったのだが、先生はその後別の塾の講師を経て
自ら私塾を主宰、かつての熱血指導は今もご健在らしい。
もう数十年も経つが、HPを懐かしく拝見したのだった。
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弟がTAPに行って初めて知ったんだった(-_-;
