広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

牛島西四丁目と大野口

2019-07-17 00:25:12 | 秋田のいろいろ
今年の春時点での状況ですが、秋田市南部のバス停2つ。
今年春、大住・みなみ野団地線の末端部分が短縮された。「牛島西四丁目」回転地(方向転換・待機場所)が使えなくなったためだそうで、西四丁目と西潟敷バス停を廃止し、牛島西四丁目ではない場所に西四丁目バス停を新設(移動)するという、変更を最小限にして分かりやすくはあるが強引でもある方法。

新しい西四丁目バス停はどうなっているか。
大住側から。従来は突き当りの信号を右へ曲がっていた
古川に架かる橋(名称不明)のすぐ手前に、上下がほぼ向かい合って設置されていた。上の写真左が下り側=終点、右が上り側=始発。

反対側から
駅・大住側から来ると、カーブが終わって、信号機のない交差点・横断歩道を過ぎて、橋の手前となる。上り側は横断歩道と重なってしまい、ちょっと危ないのでは?

バス停のポールは、回転地時代は、敷地内に入って乗降を扱っていたようで1本しかなかった。路上では2本必要になる。
下り側が、回転地から運んできたポール。台座は古そうで、支柱はサビサビ、表示板は中央交通移管間もない頃に交換された、丸ゴシック体「JTCウインR」・ローマ字入り。※表示板の書体について

どこかから新たに持ってきたことになる上り側は、
社名が消えている
支柱の錆び具合は負けていない、使い古し。
パソコンの角ゴシック体(ローマ字なし)で黄色いものに印刷したのを、透明テープで貼り付けている。

下り側は終点の降車専用(だから枠はあるが、時刻表は入っていない)なので、いわば運転士と他のドライバー向けの目印であり、客としては意味はない。
時刻表を入れて客が待つ場所である上り側のほうに、少しでも状態のいいポール・表示板を使うべきだと思うけど。近いうちに新品を置くことになっていて、それまでのつなぎということであればいいのですが…


仁井田の国道13号へ飛んで「大野口」バス停。
大野口では、大野集落へ入っていく大野線が分岐する。※大野線について
車線の都合上、分岐した先に大野線下り(大野四区行き)単独の大野口バス停が置かれている。上り側は全線共通のバス停が国道上にある。

(再掲)2011年撮影。国道の下り側大野口
上の写真の中央交通のポールの表示板は、かつて市営バスと中央交通が共用していた四角い板でナール・ローマ字あり。
最近の中央交通では、この共用タイプ表示板を駆逐するごとく、かなりの勢いで、円形(もともとは市営バス単独用ポールのデザインが中央交通へ移管された形)で太いスーラ・ローマ字ありの表示板に更新を進めていた。ただ、昨2018年秋(10月頃?)を最後に一段落し、かろうじて共用タイプが残っている。
現在の国道の大野口は、
市営バスタイプ表示板に変わった!
話がそれますが、羽後交通の表示板に示された、連絡先が「境営業所」になっている。ここを通る高速バスは、車両や乗務員は横手とか湯沢の担当のはずなのに、バス停の所管はまた違うということか。距離的には境のほうが近い。

中央交通のは、国道側の上下とも更新されていた。Googleストリートビューによれば2018年7月では共用タイプなので、昨秋の最後の更新の1つだろう。
支柱のネジ位置が左に偏ってるのは更新前と同じだから、支柱は替わっていない
最近の表示板の特徴である、2~3文字であっても文字間を広げずセンタリング。ローマ字は「ONOGUCHI」。

大野線下り用は、以前は「バスで行こう」タイプだったが、
これも市営バスタイプになった!
ただし、こちらは文字間隔が広がり、ローマ字は「OHNOGUCHI」。例によって統一しようという意志が弱いバス会社のおかげで、国道側とは別のタイミングで作られたと推測できる。
台座や支柱もきれいで新品
ストリートビューで確認すると、2017年7月ではバスで行こう、2018年7月には既に更新されていた。国道側より1年程度早い更新か。
(再掲)以前の大野線用大野口
バスで行こうが破損するなどして、全体を新しくしたのだろうか。
実は写真では分かりづらいが、新しいものの、表示板が少し曲がってしまっている。更新後にも、倒れるか、さらに踏まれるかしてしまったようだ。

では、ここより先の大野線単独区間はどうなっているか。
結論から言えば、以前のまま「バスで行こう」タイプ。大野口だけが新しくなったわけで、やはり破損したのだろう。
ここより先で特徴的だったのが、大野口の次「小中島入口」の下り側。
2011年も2019年もほぼ変わらぬ姿
まず上下両側とも、手書きが基本のバスで行こう表示板の中では特異なスーラ・ローマ字入り。この点は今春廃止された雄和線の仁井田本町四丁目と同じ。
さらに、下り側だけポールの支柱というか枠が、あり合わせの部材を組み合わせて作ったような角張った独特の形状で、オレンジ色に着色されているという、知る限りではここだけのもの。
かなり傷んでいる
2011年時点では時刻表掲出枠が2つあったのが、今は1つだけになっていた(ストリートビューによれば2012年10月から2015年9月の間に減っている)。
珍品ではあるけれど、腐食が進んでいて崩壊しそう。

ボロボロになっても使い続けるか、紙張りでお手軽対応するか、新品を用意するか。準備期間や予算の都合はあるのだろうけど、運行本数や重要度で決めているわけではなさそう。その時の気分次第なのかな。
2020年に牛島方面の共用タイプがまとまって消えた

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 御隅櫓30年目の展望 | トップ | 不要な標識? »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Unknown)
2019-07-17 21:44:30
牛島西四丁目の名称は、住居表示実施に会わせて、大住南三丁目と変更すればよかったのに。

その方が、まだ理解できたのに。
返信する
7月1日から住居表示 (taic02)
2019-07-17 22:08:39
7月1日に「大住南」が誕生していたのですね。ちょうどこの付近に。
中央交通では、現在はバス停名は(企業名等でなく)所在地名を原則とするとかいうことにしているらしいですが、結局は、表示や放送の変更を嫌ったことになります。乗客の混乱を抑えるということもあるにせよ。
返信する

コメントを投稿