3月末の青森訪問記の続き、青森市中心部・青森駅前周辺について。一昨年秋に初めて見て、今の地方都市としてはなかなかにぎわっているように感じた。
この頃の青森市内は、路肩などに秋田市よりも弘前市よりも多くの雪が残っていて、積雪の多さを感じさせた。
青森市役所そば・新町通りの東端を経て海へ向かう「柳町通り」。車道も歩道もとても広いのだけど、
大量の雪山
車道は片側3車線だけど、
内側1車線の半分弱を雪が占領
柳町通りではないですが、青森駅そばでは、
歩道が完全に雪で埋もれていた
秋田市より1週遅れで、青森市でも市長選挙が行われようとしていた。(結果は秋田市と同じく、現職が2度目の当選)
そのポスター掲示場(掲示板)
秋田市と同じく無塗装の板だけど、左右が逆。※秋田市の掲示場
注意書きには選管の電話番号が記載され、赤文字で投票日が印字されている。そして小さい文字ながら、
「この掲示板は、青森市産の間伐材を使用しています。」
なるほど。青森県内でなく、青森市内産の間伐材なのか。こういう風に表示してくれると関心を呼べる。
秋田市では「掲示板面には、選挙と無関係の文言は表示できない」という理由で、間伐材使用については表示していない(裏面にシールが貼ってあることはあるが、裏面を見る人などまずいない)。しかし、青森市ではこの通りだし、松江市ではエコマークを表示していたし、この程度の内容なら表示しても構わない(法律や決まり的に許容される)のではないだろうか。
青森市中心部でよく見かけた消火栓
秋田市の消火栓より、縦に長くスリムに見えるものが多かった。新町通りでは、これに絵を描いたものがあった(後で撮ろうと思っていて、撮れませんでした…)。※後で撮影しました
(再掲)秋田市で一般的な消火栓
雪に埋もれにくいよう、高くしているのかもしれない。
メインストリートの新町通り。
駅から2つ目のアウガ前の交差点(中央古川通りとの交点)は、歩行者が斜め横断できない「(狭義の)歩車分離式」。
その歩行者用信号機
以前はなかった斜め方向にも歩行者用が付いていて、カバーがかかって、表示板も設置されていた。
おそらく斜め横断できる「スクランブル式」に変更されるのだろう。そのために斜め横断用の信号機と表示板を増設したと思われる。
信号機をカバーのすき間から見た限り、先に付いていたのと同型のようだ。※以前の関連記事
スクランブル横断ができるようになれば、歩行者は歩きやすくなるので、条件が整えばスクランブル化を推進するべきだと思う。
ちなみに秋田県でも何箇所かはスクランブル化されたけど、信号機や表示板の増設まではやっていない。
そこから1ブロック進んだ、昭和通りとの交差点。ここは既にスクランブル式。右に曲がると中三、直進するとさくら野と2つの百貨店がある。
その角にこんな店が
これは「工藤パン新町店」跡。
青森市に本社のあるパンメーカー工藤パンの直営店。焼きたてのパン(スーパーなどで売っているのとは別モノ)や、塗りたての「イギリストースト」が購入でき、2階がイートインスペース。コーヒーショップ(以前はレストラン?)もあったようだ。
いつか行ってみたいと思っていたのだが、今年3月15日で閉店し、60年の歴史(1952年開店)に幕を下ろしてしまった。
2011年8月撮影のGoogleストリートビューより
現在の建物は1970年築だそうで、3月末の時点ではロールカーテンを下ろした状態で、看板は残っていた。


跡には、今年夏にデイリーヤマザキができるとのこと。※この記事後半参照
さらに進んで、さくら野や成田本店の前を過ぎると、「アスパム通り」~「八甲通り」との交差点。(青森市はほとんどの通りに名前が付いているのが素晴らしい)
角にレストランや靴店の入るビルがある。
ストリートビューより。4階建てで古そう
このビルのてっぺんに、紺色と赤の線が入っている。20年くらい前までの秋田を知る人なら、これでピンと来るかも。
靴屋というのもヒントになります
そう!
「青森KYODOSHAビル」
「青森協働社ビル」だそうだ。
「協働社」といえば秋田市に本社があって、昭和時代には秋田県内や青森県内に店舗が多数あったデパートというかスーパー。「靴と傘なら協働社」のコピーから、靴店の印象が強い。
企業自体は15年ほど前に倒産し直営の店はなくなった。関連していた「ホテルはくと」も先日アパホテルになってしまった。今は秋田市大町に飲食店などが入る「協働大町ビル」があるのと、秋田市土崎に「協働サンシューズ土崎店」という靴店が残るくらいか。
土崎の靴屋はフランチャイズみたいなので、倒産後も名前が残っているのかと思う。青森もそれと同じような事情で残っているのではないだろうか。
ウサギのロゴマークは使われていないようだが、秋田では廃れた協働社の名が、青森で元気で残っているのが感慨深い。
次の県庁通りとの交差点までのブロックは、みちのく銀行青森支店と青森銀行新町支店と、地元銀行が並ぶ。
その青銀前(自転車レーンに雪が残っていて歩道を通らざるを得ない)
懐かしく感じたものがあった。
温度計付きデジタル時計
デジタル時計といってもLEDなどの自発光するものではなく、丸いコマが反転して黒と黄色に変わって表示するもの。【26日追記】「磁気反転式」と呼ばれる方式だそう。
昔はたまに見かけたが、最近はほとんど見なくなった気がする。(秋田銀行本店にも昔はあって、今は別のものになったっけ?【29日追記】現在はアナログ電気時計が設置されている)
設置位置がやや低いのも珍しく、観察しやすい。
時計は12時間制。温度計は3ケタ分表示できそう。マイナス10度以下は表示する可能性があるが、100度以上も表示できるのだろうか?(どこかいじれば小数点以下も表示できるのかも)
【2014年10月7日追記】こうした街頭の温度計であっても、気象庁への届け出が必要だそうだ。その手間が嫌われて、減っているのかもしれない。
秋田市と比べてしまうのが失礼かもしれないけれど、今回も、人通りが多く、活気があると感じた青森市中心部だった。
この頃の青森市内は、路肩などに秋田市よりも弘前市よりも多くの雪が残っていて、積雪の多さを感じさせた。
青森市役所そば・新町通りの東端を経て海へ向かう「柳町通り」。車道も歩道もとても広いのだけど、

車道は片側3車線だけど、

柳町通りではないですが、青森駅そばでは、

秋田市より1週遅れで、青森市でも市長選挙が行われようとしていた。(結果は秋田市と同じく、現職が2度目の当選)

秋田市と同じく無塗装の板だけど、左右が逆。※秋田市の掲示場
注意書きには選管の電話番号が記載され、赤文字で投票日が印字されている。そして小さい文字ながら、


なるほど。青森県内でなく、青森市内産の間伐材なのか。こういう風に表示してくれると関心を呼べる。
秋田市では「掲示板面には、選挙と無関係の文言は表示できない」という理由で、間伐材使用については表示していない(裏面にシールが貼ってあることはあるが、裏面を見る人などまずいない)。しかし、青森市ではこの通りだし、松江市ではエコマークを表示していたし、この程度の内容なら表示しても構わない(法律や決まり的に許容される)のではないだろうか。

秋田市の消火栓より、縦に長くスリムに見えるものが多かった。新町通りでは、これに絵を描いたものがあった(後で撮ろうと思っていて、撮れませんでした…)。※後で撮影しました

雪に埋もれにくいよう、高くしているのかもしれない。
メインストリートの新町通り。
駅から2つ目のアウガ前の交差点(中央古川通りとの交点)は、歩行者が斜め横断できない「(狭義の)歩車分離式」。


以前はなかった斜め方向にも歩行者用が付いていて、カバーがかかって、表示板も設置されていた。
おそらく斜め横断できる「スクランブル式」に変更されるのだろう。そのために斜め横断用の信号機と表示板を増設したと思われる。
信号機をカバーのすき間から見た限り、先に付いていたのと同型のようだ。※以前の関連記事
スクランブル横断ができるようになれば、歩行者は歩きやすくなるので、条件が整えばスクランブル化を推進するべきだと思う。
ちなみに秋田県でも何箇所かはスクランブル化されたけど、信号機や表示板の増設まではやっていない。
そこから1ブロック進んだ、昭和通りとの交差点。ここは既にスクランブル式。右に曲がると中三、直進するとさくら野と2つの百貨店がある。

これは「工藤パン新町店」跡。
青森市に本社のあるパンメーカー工藤パンの直営店。焼きたてのパン(スーパーなどで売っているのとは別モノ)や、塗りたての「イギリストースト」が購入でき、2階がイートインスペース。コーヒーショップ(以前はレストラン?)もあったようだ。
いつか行ってみたいと思っていたのだが、今年3月15日で閉店し、60年の歴史(1952年開店)に幕を下ろしてしまった。

現在の建物は1970年築だそうで、3月末の時点ではロールカーテンを下ろした状態で、看板は残っていた。



跡には、今年夏にデイリーヤマザキができるとのこと。※この記事後半参照
さらに進んで、さくら野や成田本店の前を過ぎると、「アスパム通り」~「八甲通り」との交差点。(青森市はほとんどの通りに名前が付いているのが素晴らしい)
角にレストランや靴店の入るビルがある。

このビルのてっぺんに、紺色と赤の線が入っている。20年くらい前までの秋田を知る人なら、これでピンと来るかも。

そう!

「青森協働社ビル」だそうだ。
「協働社」といえば秋田市に本社があって、昭和時代には秋田県内や青森県内に店舗が多数あったデパートというかスーパー。「靴と傘なら協働社」のコピーから、靴店の印象が強い。
企業自体は15年ほど前に倒産し直営の店はなくなった。関連していた「ホテルはくと」も先日アパホテルになってしまった。今は秋田市大町に飲食店などが入る「協働大町ビル」があるのと、秋田市土崎に「協働サンシューズ土崎店」という靴店が残るくらいか。
土崎の靴屋はフランチャイズみたいなので、倒産後も名前が残っているのかと思う。青森もそれと同じような事情で残っているのではないだろうか。
ウサギのロゴマークは使われていないようだが、秋田では廃れた協働社の名が、青森で元気で残っているのが感慨深い。
次の県庁通りとの交差点までのブロックは、みちのく銀行青森支店と青森銀行新町支店と、地元銀行が並ぶ。

懐かしく感じたものがあった。

デジタル時計といってもLEDなどの自発光するものではなく、丸いコマが反転して黒と黄色に変わって表示するもの。【26日追記】「磁気反転式」と呼ばれる方式だそう。
昔はたまに見かけたが、最近はほとんど見なくなった気がする。(秋田銀行本店にも昔はあって、今は別のものになったっけ?【29日追記】現在はアナログ電気時計が設置されている)
設置位置がやや低いのも珍しく、観察しやすい。
時計は12時間制。温度計は3ケタ分表示できそう。マイナス10度以下は表示する可能性があるが、100度以上も表示できるのだろうか?(どこかいじれば小数点以下も表示できるのかも)
【2014年10月7日追記】こうした街頭の温度計であっても、気象庁への届け出が必要だそうだ。その手間が嫌われて、減っているのかもしれない。
秋田市と比べてしまうのが失礼かもしれないけれど、今回も、人通りが多く、活気があると感じた青森市中心部だった。