広く浅く

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花時計は残る?/驚きの交通公社前

2012-08-10 23:40:20 | 秋田のいろいろ
秋田市役所前の花時計についての続報。
前回の記事(の後半)では、新庁舎建設工事に先立って花時計が撤去されることが分かり、すなわち花時計はなくなってしまうと思っていた。


今日の秋田魁新報 秋田市面に「官庁街に潤い与え47年/市庁舎前の噴水 撤去へ/10月中 新築に伴う整備で」という記事があった。
噴水の移設は困難なので「やむを得ず撤去、廃止することにした」そうで、やたらとその理由がくどくどと書かれた記事に感じた。
ちなみに噴水は今年は8月のみの稼働だそうだが、4~10月に稼働していた2010年度の維持費は約65万円とのこと。

その記事の中に「噴水隣にある直径約4メートルの花時計(80年設置)は一時撤去し、新庁舎周辺への移設を検討。」とあった。
すなわち、花時計は撤去されておしまい=なくなるのではなく、新庁舎完成後に再設置される可能性があるということのようだ。

なお、記事ではドイツから寄贈された「友情の鐘」は「移設する。」と断定しているが、花時計は「移設を検討。」という言い回しなので、流動的なのかもしれない。
花時計って、文字盤部分は単なる花壇とわずかな数字の表示だけなわけで、本体は針とムーブメント(駆動装置)だけ。だから移設は難しくないのかもしれない。でも、「屋外に30年以上設置された電気時計」なわけでもあり、移設したとしても機器が大丈夫なのかはちょっと気になる。(もしかしたらムーブメントを更新するのかもしれない)
もちろん費用がどのくらいかかるのかということも重要。
(再掲)
花時計からのたより」などで昔は秋田市民の認知度も高かったであろう花時計だけど、今となっては風景の一部になってしまって、知らない市民も多いだろう。
移設を検討しているという報道には、驚いた。
移設されるにしても背景の建物が変わってしまうし、ひょっとしたら文字盤や花壇のデザインが変わってしまうかもしれない。今の姿の花時計を見られるのは、あとわずか。

※続きはこちらさらに続き。結局残らないことになった。



もう1つ今日の新聞から。
秋田魁新報の経済面に「Bタイム 秋田ブランチ会コラム」というコラムがある。秋田の企業などに赴任してきた支店長などが交代で執筆する。
今日はJTB東北秋田支店の支店長だった。新入社員の時に秋田で勤務して25年ぶりに戻ってきたそうで、川反の衰退や秋田ニューシティ(コラム中では「ダイエー」と表記)の解体に寂しさを感じたという。

さらに、こんな一文があった。
「JTB東北秋田支店は、場所も建物も当時のままで全く変わっておらず、「交通公社前」というバス停が残っていることにも驚かされた。私の入社したころの社名が「日本交通公社」であったことをあらためて実感した。」

「交通公社前」は当時を知る社員ですら驚くバス停名ということのようだ。
以前取り上げたように、長期間に渡っていつも接している秋田市民には「交通公社前」に違和感を持たないが、やっぱりおかしい名前のバス停なんだろう。
 (いずれも再掲)
竿燈のイベント会場名からは「産業会館跡地」の名がやっと消えたが、やっぱり「交通公社前」の名称も変えた方がいいんじゃないだろうか。
コメント (2)
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