広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

正月いろいろ

2012-01-05 20:53:02 | 秋田のいろいろ
なんだかバタバタして、なかなかアップできないので、いろいろとまとめて。
●あけよろ
日本人は言葉を省略するのが好き。
中通一丁目再開発エリアの公式な愛称「エリアなかいち」だって略称だし、3年前には、秋田の若者の一部は「秋田駅」を「秋駅(アキエキ)」と呼んでいるらしいことを紹介した。
今現在も、ブログやツイッターで「秋駅」が見られるばかりでなく、3年前よりも増えている印象すらある。

今回は全国的なもの。
「あけましておめでとう。今年もよろしく」を略して「あけおめことよろ」というのは知っている。
「日本語俗語辞書」の「あけおめ」の項(http://zokugo-dict.com/01a/akeome.htm)によれば、「携帯メールで挨拶する際、この略式が使い勝手がよいことから、2000年以降、広く浸透した言葉」ではあるが、1980年代末には既に一部で使われていたし、江戸時代にも使われていたかもしれないとのこと。

ところが、今年、ネットを見ていると「あけよろ」という言葉を目にした。やはり若者言葉のようだ。
「あけおめことよろ」を更に略したものであることは察しがつく。

googleで「"あけおめ"」で検索すると、1700万件もヒットする。「"あけよろ"」は10万2000件。あけおめほどではないが、一定の認知は得られているようだ。
「"あけよろ" 2011」と、西暦年を入れて検索すると、その年にあけよろが使われていたかどうかがなんとなく分かった。(古い年は、ページ削除などで検索に引っかからなくなった可能性もあるが)
すると、2007年頃には、今とあまり変わらない程度に使われている。2003~2001年頃でも、数は少ないが使われていた。

略をさらに略したわけだが、新年のあいさつを省略するっていうのは何だか…と思ってしまうのは、僕が若くないから?
略の略といえば「日経新聞」もそう。新聞の名称としては「日本経済新聞」だが、「経済」という言葉自体が「経国済民」の略だから。と古舘さんが昔言ってました。【10月22日追記】経済は「経世済民」の略とすることもあるようです。


●あらや大川散歩道雪まつり
個人的に例年、この時期に気になることがある。
それは、秋田市新屋で開催されるミニかまくらのイベント「あらや大川散歩道雪まつり」がその年も行われるのかどうか、そして行われるとすればいつなのかについて。
昨年は1月29日に開催されたように、近年は1月最後の土曜日に固定されているが、今年もそうだという保証はない。
地元の行事としての意味合いが強いこともあるだろうが、かなり直前に、ごく限られた場所でしか、告知されないのだ。過去の例では、秋田市西部市民サービスセンターや秋田公立美術工芸短期大学のサイト、秋田魁新報のサイトの県内のイベント予定、秋田市の観光サイト「アキタッチ」で取り上げられたが、いずれも1月中旬以降まで待たされた。

さすがに1月の初めの段階ではまだアップされていないだろうと思いながら、Googleで検索すると、今年の開催情報を発見!
それは、秋田テレビのサイトの「イベント」情報(http://www.akt.co.jp/pc/town/saiji/2012-01/0128-2.html)。
10回目となる今年も、1月28日土曜日の開催のようだ。
※お出かけ予定の方は、念のため後日の他の媒体での発表でもご確認願います。
【8日追記】秋田放送のサイト内「催しガイド」にも掲載されているのを発見。(http://www.akita-abs.jp/event/guide.htm)
【20日追記】20日付の秋田市広報紙と秋田市西部市民サービスセンターのサイト(ポスター? パンフ?の画像があることになっているが、現在リンクが間違っていて見られない【25日・リンクが正しくなっていた】)にも掲載。秋田市の観光サイト「アキタッチ」や魁新報のサイトには未掲載。
【27日追記】27日付秋田魁新報の地域面で、明日開催されることが記事になった。魁のサイトのイベント案内には情報なし。美短のホームページには掲載された(パンフの画像あり)。
【29日追記】26日付で、財団法人秋田観光コンベンション協会のホームページに掲載されていた。
※開催時の模様はこちら


秋田市に限ったことではないが、こういうあまり大規模でないイベントの情報って探しにくい。主催者の公式サイトやそれに準ずるサイトがなかったりあっても遅かったり、自治体の観光情報にも掲載されなかったり遅かったりするし。さらにイベント名称の表記に揺れ(例えばまつり、祭り、祭など)があって検索にヒットしくかったりするから。
ネットがなかった頃なら、電話して問い合わせたであろうから、自宅で気軽に無料で情報が得られることだけでもありがたいのだけど。
 例年なら来月、県外某所で行われるイベントに出かけようかと計画しているのだが、今年の開催日がまだ分からなくて困っている…

なお、秋田大学では、恒例の敷地沿道のイルミネーションは節電のため中止したものの、昨年から始まったミニかまくらは、今年も実施する方向で検討しているらしい。(参考:大学企画広報課のホームページ)
【27日追記】今のところ、開催の情報はなし。
【2月10日追記】秋大の公式サイトに情報が掲載された。「冬を楽しむin秋田大学」として、2月14日~16日に開催。スノーキャンドル、ミニかまくらの点灯は17時から。


●スーパー年賀
新聞やテレビで正月らしさを感じさせるのが「年賀広告」。各企業などが「今年もよろしく」というあいさつをするもの。
都会(キー局など)ではどうなのか知らないが、秋田など地方のテレビ局では、通常のCMや番組宣伝を中止して、たくさんのスポット年賀広告が放送される。
日頃はテレビCMをしない企業が流していたり、「吾作ラーメン」のように昔のCMを復活させたり、なんとローカルタレントとして活躍中の「ブラボー中谷」氏自身の年賀広告(ブラボー商店とか言ってたかな)があった(AKTで見た)のにもビックリ。(ブラボー氏は本業が「イカサマ手品師」なので、手品師としての営業のCMのようで、手品をするご本人の写真メインの静止画)

しかし、たいていはチャンネルを変えたくなるような冗長なもの。
雪景色とか初日の出とか福寿草とかタンチョウヅルとかの画像に「◯◯株式会社から謹んで新春のお慶びを申し上げます」といった字幕とアナウンスを重ねた“定形フォーマット”を使っているので、つまらない。

3が日に、秋田朝日放送(AAB)で「スーパー年賀2012」という番組が放送されていた。どんな番組かと思ったら…
※各企業とは何ら関係はありません
単なる寄せ集めの年賀広告じゃん!(テレビ欄や電子番組表に名前が出ているので、形式としてはCMではなく「番組」のようだが)
森吉山(たぶん)の樹氷の映像に乗せて、3社ずつの社名を出すのが延々と(放送時間は5分間)続いた。
これのどこが「スーパー」なんだ?
【9日追記】字幕“スーパー”の「スーパー」ではないかのとの説が浮上しました。(コメント欄参照)
【追記】その後、2024年でも、スーパー年賀は放送されている。


●AABロゴ
その秋田朝日放送が今年10月で開局20周年を迎える。早いものだ。
10年前の10周年の時は、藤岡弘、氏が「感謝感激。とお!(10=とお)」と叫ぶスポットが入ったり、ラッピングバスを走らせたりしていた。
今回も、コンサートなどの記念事業が行われることになっているが、他にもいろいろやるのかもしれない。

ところで、久々に秋田朝日放送の公式サイトを見て驚いた。

ホームページ左上の「AAB」のロゴが見慣れないものになっている…
20周年記念で変えたのだろうか?
あまり個性がないし、なぜ枠で囲っているのか、その枠の右下だけ角が丸いのはなぜか、よく分からない。漢字の「秋田朝日放送」ロゴは変更なし。
しかし、ホームページ内には、従来のAABロゴも見られるし、テレビ画面右上の「ウォーターマーク」や、テレビに画面表示を出した時のアイコンも変化なし。
画面表示のロゴ
個人的には、従来のAABロゴは好きだった。
電波の波をイメージしたかのような赤いラインで、横線がつながっている。開局当初は、番組終了直後などに「AAB」ロゴを未来都市に見立てた立体的なCGが流れていてかっこよかった。
開局当初はとても斬新なデザインに見えた(NHKが卵のロゴになったのは1995年なので)し、今も古臭く感じないし、テレビ局らしいマークだと思う。
ウォーターマークがあるのなら、「スーパー年賀」のテロップを重ならないように少しずらす配慮ができなかったのかねぇ…

【1月14日追記】14日土曜朝放送のローカル情報番組「サタナビっ!」のエンディングの制作者表示は、枠で囲った新しいロゴだった。画面右上のウォーターマークは従来ロゴ。
※2月1日からウォーターマークが新ロゴになった。


●NHK秋田放送局
年末にゴタゴタしたNHK秋田放送局(今年2月で開局80周年)は、昨日からニューススタジオがリニューアルされた。
以前のセット(2008年の新築移転時からのもの)は、茶色っぽくて(杉林でもイメージした?)部分的に青色のラインが入ったような感じだった。新しいのは、全体的に赤紫色っぽいスタジオで、若干凸凹が多いというかウルサイ感じもしなくはない。相変わらず青色も使われている。【7日追記】部分的に木目調のラインもある。
NHK名古屋放送局のニューススタジオ(ピンクっぽくて、シャチホコがいる)を濃くしたような感じかな?
【7日追記】新セットは、横・縦・斜めのラインが目立ち、濃い色が複数使われていて、はっきり言って目障りだと思うようになった。

同じセットを使う夕方の「ニュースこまち」は、キャスターが代わり、長らく使われていたテーマ曲も変わった。
この時期のリニューアルは、来年度になる前に先手を打ったと考えていいだろう。ただ、担当するアナウンサー(正職員の男性)は、秋田局のいちばんの古株(今年度で4年目くらい)のはず。順番・年数からすれば、7月の定期異動で他の放送局へ転出してもおかしくないのに、キャスターに抜擢されたということは、今年の異動はないということだろうか。

従来のテーマ曲は、オリジナル曲ではなく“既製品”らしく、同じ曲を何かの通販番組のBGMでも聞いたことがある。
音楽的知識がないのでうまく表現できないけど、「トコトコトコトコトコトコ シュワー」という効果音みたいなのが入っていかにも「電子楽器で演奏してます」というような、1980年代後半チックな曲だった。
端的に言えば「こまち」という番組名、21世紀のニュースにはあまりふさわしくない曲だと思っていて、好きでなかった。新しい曲は、まあ悪くないんじゃない?

そして、エンディングは相変わらずアルヴェ屋上カメラの画像。昨日は従来通り、秋田新幹線のホームを映していた。「こまち」の呪縛からは逃れられないのでしょうか。

※このスタジオセットや「ニュースこまち」の音楽は、2015年度まで使われた。2016年4月から、スタジオは前と同じ赤紫系ながら若干抑え気味のものに、音楽はジャズっぽいものになった。「ニュースこまち」のロゴも変更。
コメント (7)
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