goo blog サービス終了のお知らせ 

広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

湾曲標識

2010-11-08 22:57:23 | 津軽のいろいろ
弘前の話題(前回はこちら)です。

先日、整備が終わった模様を紹介した、中土手町。その中土手町を分断する形で交わるのが、弘前郵便局付近から延びる「3・3・2号線」。
土手町の通りは一方通行なので、郵便局方向から来た車が上土手町方向へ左折することはできない。
郵便局側から来た車が見る信号機
(前も書いたけど、大げさな信号柱だ。てっぺんに避雷針らしきものまで付いている。)
信号機のそばに、大型車が「右折しかできない」ことを示す「指定方向外進行禁止」標識(青地に白矢印)が設置されている。

僕は現場では気づかず、広角で撮影した写真がないので、はっきりとは言えないが、信号機周辺には一般車向けの「直進・右折しかできない」ことを示す指定方向外進行禁止標識は設置されていないようだ。(手前側などには設置されているのだと思うが)

秋田市の一方通行の広小路と交わる道のように、普通自動車向けにこそ、目立つ標識を設置するべきだと思う。こんなふうに。
  秋田市広小路(過去記事の画像の再掲)


もちろん、土手町通りの進入できない上土手町側には、赤地に白い横棒の「車両進入禁止」の標識、いわゆる「一方通行(の入口)」の標識が設置されている。
道の左右に1つずつ設置
でも、この標識、
なんとなくヘンな感じ…
横から見ると、
?!(柱にビニールテープを巻いて設置しているのも気になるけど)
標識の板が曲がっているのだ。
最初、車が接触して変形したのかと思ったが、そうではない。2つとも同じ形で、きれいなカーブを描いて「湾曲」している。
真正面から見ると、
横に長い!
なんと正円(まん丸)ではなく、横に長い扁平な形だ。まともに見ると、感覚がおかしくなりそう…
真横から
横から見ても、進入禁止の標識であることが認識できる。
つまり、直交する3・3・2号線から見ても、こちら側に進入できない(一方通行である)ことが早い段階で分かるよう、あえて湾曲した標識を設置したのだと思われる。
 
標識裏面のシールによれば、平成16(2004)年に設置されたようだ。3・3・2号線開通時かな。


近くの他の標識類は、普通の平らな正円のものばかりだった。
調べてみると、「道路標識、区画線及び道路標示に関する命令 別表第二」の「備考」「一 本標識板(本標識の表示板をいう。)」の「(二) 寸法」において「10 「車両進入禁止」を表示する規制標識の標示板については、横の直径が縦の直径の1.5倍以下である長円形の曲板を用いることができる。」と定められていた。
つまり、たくさんある標識の中で、この車両進入禁止に限り、横長で湾曲した形(曲板)にすることができるということだ。

ネットで検索してみると、このタイプの標識は、全国的にはたまに設置されているようだ。だけど、秋田県では見たことがなく、初めて知った。

弘前の話題は、続きます
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする