快速「リゾートしらかみ」用のハイブリッドシステムを搭載した新車両「青池編成」(2代目)が、12月4日から運行を開始する。
メーカーからの搬入時に見に行って、車両基地の公開時にもちらりと見た。
でも、報道向けの公開が終わり、来週には一般向け試乗会が行われ、その募集もされていたが、手軽に見学できる「車両展示会」はやる気配がなかった。
盛岡支社の同型車「リゾートあすなろ」は展示会があったのに、秋田支社は何をやってるんだ! とあきらめていたら、先週あたり、秋田支社の公式サイトや秋田駅自由通路のパンフレット置き場で告知がされた。(もうちょっと早く教えてくれてもいいんじゃない…)
20日(土)に弘前駅で、そして今日21日に秋田駅で行われるという。もちろん、秋田駅に見学に行った。
この手の展示会は皆、そうだが、列車ダイヤの合間を縫って、駅のホームに列車を停めて行うので、展示時間は1時間程度。今回は、10時15分から11時15分まで、2番線を使って行われた。
見学には、有効な乗車券類または入場券(140円)が必要。
10時半過ぎ秋田駅中央改札口へ行ってみると、
「2番線ホームへ!」
お手製のプラカードを持った駅員が、「新しいリゾートしらかみの展示会を実施しておりまーす。この機会にぜひご覧ください」などと“呼びこみ”をしていおり、通りかかった人が足を止めて興味を示していた。
ほかにも、ピンクのジャンパーを着た秋田支社の社員もいて、入場券を買うと、パンフレットとポケットティッシュが入った袋をくれた。
既存の2編成と新青池編成
中のパンフはなぜか「TYO」など五能線と関係ない、東京方面の旅行商品などのもの。車内では、五能線のパンフをくれたけど。その写真も、旧青池から新青池へ差し替わっていた。
改札を入ると、通路や階段にも駅員や社員が立っていて、なかなか丁寧な対応。
秋田駅の2番線は、階段の真下の正規の停車位置に停まると、駅舎の直下なので暗い。見学や写真撮影には不向きな気がしていたが、その点もしっかり配慮してくれており、正規の停車位置よりも南側の駅舎と干渉しない位置に停めてくれていた。
1号車は前照灯(ヘッドライト)が点灯
【22日追記】やっぱりこのデザイン、かっこいいと思う。従来のよりも好き。写真を見て気づいたが、ワイパーが3本あり、向かって右の運転士側に同サイズのが2本並んで付いている。冬の猛吹雪に威力を発揮しそうな珍しい取り付け方だが、どういう動きをするんだろう?
呼び込みが効いたのか、思ったよりも見学者が多かった。
展示会目当てで来たであろう家族連れや鉄道ファンもいたが、旅行途中の大きな荷物を持った人もいたし、地元の年配のご夫婦などもちらほら。新型車両と五能線への宣伝効果はありそう。
マスコミはAABのカメラがいて、小さな子にインタビューしていたが、すぐに帰ったようだ。マスコミのイベント取材って、最初だけいて途中で帰っちゃうんだよね。
それ以外には、テレビも新聞もいなかったようだ。既に帰ってしまったのかもしれないし、来週の試乗会の方がネタになるから来なかったのかもしれない。【22日追記】魁新報も取材に来ていた模様。
車内の見学は、車両基地側の1号車のドアから入り、中を自由に見て、青森側の4号車から出るという流れ。
僕が入ろうとした時は、車内が混雑しないよう、出て行く人の数を見ながら、新たに入れるという、入場制限が行われていた。そのため、1号車の前で数分間並んで待って、車内へ。
※車内の様子の比較として、既存の「くまげら編成」を紹介した先日の記事もご覧ください。
4両のうち、3両が普通の(?)「普通車」
といっても、先日のくまげら同様、2人掛けのリクライニングシートが広い間隔(120センチ)で並び、ゆったり。
外観では、従来より窓が小さくなった印象があったが、停車した車内から見た限りでは、(わずか小さい気はしたけど)従来と遜色なかった。
シートの座り心地やテーブルなどの設備も現行とほぼ同じ
各車両にも社員が配置され、「こまちの座席よりも間隔が広いんですよ。どうぞ掛けてみてください」と声を掛け、座った人は「あやー いいごとー(あら、いいじゃない)」なんて言っていた。(座席間隔は従来のリゾートしらかみと同じなんですけどね)
シート
シートは既存3編成と違い、地味な色合いだが、リボンのような模様が入り、肩の出っ張った部分と腰を受ける部分がアクセントで赤くなっている。
白い布の枕カバーの代わり(枕カバーがあるのは特急だけなので)に黒いレザー状のカバーが付いているが、従来の車両ものより柔らかいようで、「RESORT HYBRID TRAIN」のロゴ入り。
2号車への通路
各車両とも、床はコルク風。
パンフによれば「室内全体をオフホワイトでまとめ、壁面や荷物棚上部は木目調、床はコルク調で素材感を出しています。」とのことだが、上の写真の壁は、薄いグレーの木目調(JR東日本がたまに使う模様)に「RESORT HYBRID TRAIN」のロゴが入っていて、かっこいいと思った。
4両のうち、2号車だけは「半個室」という、“コンパートメント”構造。
B寝台によく似ている。座席のある側の窓が五能線内では海側
見学していた人の中には、半個室はグリーン車みたいな別料金だと思っている人もいたが、扱いとしては他の車両と同じ普通車。
したがって料金は他の車両と同額(乗車券+指定席料金510円)。部屋単位での発売でないので、相席になる場合もある。
半個室。座席の色使いは普通車と共通
これで定員4名。座面をフラットにして足を延ばすこともできるし、向かい合ってグループでの宴会などには向いているのだろう。
個人的には、閉塞感があることと、背もたれの角度が変えられないので、普通席の方がいい。
4号車側の運転席にも社員がいて、ひっきりなしに放送で説明をしていた。
各車両の天井(2号車にはなかったか?)には所々に17インチの液晶ディスプレイが設置されている。JR西日本・関西地区の新しい通勤電車のと似た感じ。
例のCMだ
運転席からの前面展望や3号車のイベントスペース(津軽三味線演奏とかするのだろう)を撮影するカメラも設置されており、その映像もここに流れるそうだ。
実際に、運転席からの映像も表示されていた(動いてないけど)が、やや画面が小さく、暗い気がした。
「HB-E300-101」
形式記号にハイフンが2つ入るのがおもしろい。「HB」ってやっぱりエンピツの芯みたいだ(HYBRIDの略)。
接客設備としては、既存のリゾートしらかみとそんなに違わない気がした。それだけ、現在の車両のレベルが高いのだろう。
それよりも気になるのは、乗り心地とハイブリッドシステム。こればっかりは動いていないと分からないけれど。
運転席を覗いてみた
オレンジ色の矢印をつけたレバーだけで、加速も減速(ブレーキ)も操作できる、「ワンハンドルマスコン」という操作体系。
全国的には最近増えているが、秋田支社の車両(電車も含めて)でこの方式を採用するのは、まだEast i-Dとこの車両の2つだけのはず。
そういえば、展示中は、停車しているとはいえ、前照灯や車内照明が点灯し、車内放送も流れているので、電気を消費している。
従来のディーゼルカーであれば、エンジンがうなっている(アイドリング)はずなのに、この車両はまったく音・振動がせず、電源が落ちているかのよう。
これがハイブリッド車の威力なのだろうか?
見学のご夫婦の奥様が「ハイブリッドって車のハイブリッドと同じなの?」と旦那様に聞いていたが、答えに窮していたようだ。
まあ、大雑把には同じといえば同じだけど、細かく言えばハイブリッドカー(自動車)でも、メーカーによって方式がいくつかあるように、この列車もそれらとはまた違う。
車ではエンジンでの走行とモーターでの走行を切り替える方式が多いようだが、この列車は、常にモーターで走行する。そのモーターの動力として使うのが、〈エンジンで発電した電力〉か〈バッテリーに貯まっている電力〉かを切り替えるという方式のようだ。(ディーゼルエンジンは直接の走行用としてでなく発電機として使うことになる。)
また、バッテリーには、〈エンジンで発電した電気(普通の“充電”ということかな?)〉と〈ブレーキをかけた時のエネルギーを電気に替えたもの(これはプリウスなどと同じ)〉の両方から蓄電できるらしい。
4号車側の運転席を覗くと、ディスプレイに何やら表示があった。
「ハイブリッド情報」
おおっ! これはおもしろそうな画面。(トイレ凍結防止装置が作動しているらしいけど、今日は暑いくらいだった)
以上のように僕は理解した。
なるほど。ハイブリッドのメリットの1つである静粛性を身を持って実感した。とってもおもしろい。
この画面、乗客向け画面にも表示したら(一部の人には)ウケそうだけどな…
運転席を覗くしかないのだろうか。
なお、交通新聞社の雑誌「鉄道ダイヤ情報」12月号では「リゾートあすなろ」のこの画面を紹介している。
それによれば、走行時やエンジンからの電力供給時には、矢印の表示位置や向きが変わるそうだ。試乗会時のバッテリー残量は「5」~「7」で推移していたとのこと。
いつか、ぜひとも、乗ってみたい。
ひと通り見終わった頃、向かいの3番線に、ブナ編成の「リゾートしらかみ」が入って来て、一瞬並ぶ(停止位置は異なる)。
車内放送や各車両にいる社員が、「まもなくブナ編成が入りますので、どうぞご覧ください」と、これまた丁寧に勧めてくれた。
なお、昨日の弘前駅での展示会では、新旧青池編成が並んだようだ。
ブナ編成
人によっては4連休ということもあり、弘前行きの「リゾートしらかみ3号」にはたくさんの観光客が乗っていた。
発車時、展示会帰りの小さな子がホームから列車に手を振ると、運転台にいた乗務員(運転中じゃない人ね)が、窓を開けて手を振り返していたのが、ほのぼのとする光景だった。
ブナ編成は28日まで運行後、工場に入り、1両増やして4両編成になって再び姿を現す。
やや人は多かった(AABの報道によれば「約400人」の人出。【22日追記】魁によれば「大勢」)けれど、有意義な展示会だった。
自動改札機に入場券を入れて出ようとすると…
ピンポーン!
えっ?! 扉が閉まった。「読取異常」だって。
隣の改札機から出ようとしていた人も引っかかっていたけど、何で?
僕は前にも、この改札機で正しいきっぷを入れたのに引っかかったことがあった。改札機に嫌われてるのかな…
※乗車した際の記事はこちら
メーカーからの搬入時に見に行って、車両基地の公開時にもちらりと見た。
でも、報道向けの公開が終わり、来週には一般向け試乗会が行われ、その募集もされていたが、手軽に見学できる「車両展示会」はやる気配がなかった。
盛岡支社の同型車「リゾートあすなろ」は展示会があったのに、秋田支社は何をやってるんだ! とあきらめていたら、先週あたり、秋田支社の公式サイトや秋田駅自由通路のパンフレット置き場で告知がされた。(もうちょっと早く教えてくれてもいいんじゃない…)
20日(土)に弘前駅で、そして今日21日に秋田駅で行われるという。もちろん、秋田駅に見学に行った。
この手の展示会は皆、そうだが、列車ダイヤの合間を縫って、駅のホームに列車を停めて行うので、展示時間は1時間程度。今回は、10時15分から11時15分まで、2番線を使って行われた。
見学には、有効な乗車券類または入場券(140円)が必要。
10時半過ぎ秋田駅中央改札口へ行ってみると、
「2番線ホームへ!」
お手製のプラカードを持った駅員が、「新しいリゾートしらかみの展示会を実施しておりまーす。この機会にぜひご覧ください」などと“呼びこみ”をしていおり、通りかかった人が足を止めて興味を示していた。
ほかにも、ピンクのジャンパーを着た秋田支社の社員もいて、入場券を買うと、パンフレットとポケットティッシュが入った袋をくれた。
既存の2編成と新青池編成
中のパンフはなぜか「TYO」など五能線と関係ない、東京方面の旅行商品などのもの。車内では、五能線のパンフをくれたけど。その写真も、旧青池から新青池へ差し替わっていた。
改札を入ると、通路や階段にも駅員や社員が立っていて、なかなか丁寧な対応。
秋田駅の2番線は、階段の真下の正規の停車位置に停まると、駅舎の直下なので暗い。見学や写真撮影には不向きな気がしていたが、その点もしっかり配慮してくれており、正規の停車位置よりも南側の駅舎と干渉しない位置に停めてくれていた。
1号車は前照灯(ヘッドライト)が点灯
【22日追記】やっぱりこのデザイン、かっこいいと思う。従来のよりも好き。写真を見て気づいたが、ワイパーが3本あり、向かって右の運転士側に同サイズのが2本並んで付いている。冬の猛吹雪に威力を発揮しそうな珍しい取り付け方だが、どういう動きをするんだろう?
呼び込みが効いたのか、思ったよりも見学者が多かった。
展示会目当てで来たであろう家族連れや鉄道ファンもいたが、旅行途中の大きな荷物を持った人もいたし、地元の年配のご夫婦などもちらほら。新型車両と五能線への宣伝効果はありそう。
マスコミはAABのカメラがいて、小さな子にインタビューしていたが、すぐに帰ったようだ。マスコミのイベント取材って、最初だけいて途中で帰っちゃうんだよね。
それ以外には、テレビも新聞もいなかったようだ。既に帰ってしまったのかもしれないし、来週の試乗会の方がネタになるから来なかったのかもしれない。【22日追記】魁新報も取材に来ていた模様。
車内の見学は、車両基地側の1号車のドアから入り、中を自由に見て、青森側の4号車から出るという流れ。
僕が入ろうとした時は、車内が混雑しないよう、出て行く人の数を見ながら、新たに入れるという、入場制限が行われていた。そのため、1号車の前で数分間並んで待って、車内へ。
※車内の様子の比較として、既存の「くまげら編成」を紹介した先日の記事もご覧ください。
4両のうち、3両が普通の(?)「普通車」
といっても、先日のくまげら同様、2人掛けのリクライニングシートが広い間隔(120センチ)で並び、ゆったり。
外観では、従来より窓が小さくなった印象があったが、停車した車内から見た限りでは、(わずか小さい気はしたけど)従来と遜色なかった。
シートの座り心地やテーブルなどの設備も現行とほぼ同じ
各車両にも社員が配置され、「こまちの座席よりも間隔が広いんですよ。どうぞ掛けてみてください」と声を掛け、座った人は「あやー いいごとー(あら、いいじゃない)」なんて言っていた。(座席間隔は従来のリゾートしらかみと同じなんですけどね)
シート
シートは既存3編成と違い、地味な色合いだが、リボンのような模様が入り、肩の出っ張った部分と腰を受ける部分がアクセントで赤くなっている。
白い布の枕カバーの代わり(枕カバーがあるのは特急だけなので)に黒いレザー状のカバーが付いているが、従来の車両ものより柔らかいようで、「RESORT HYBRID TRAIN」のロゴ入り。
2号車への通路
各車両とも、床はコルク風。
パンフによれば「室内全体をオフホワイトでまとめ、壁面や荷物棚上部は木目調、床はコルク調で素材感を出しています。」とのことだが、上の写真の壁は、薄いグレーの木目調(JR東日本がたまに使う模様)に「RESORT HYBRID TRAIN」のロゴが入っていて、かっこいいと思った。
4両のうち、2号車だけは「半個室」という、“コンパートメント”構造。
B寝台によく似ている。座席のある側の窓が五能線内では海側
見学していた人の中には、半個室はグリーン車みたいな別料金だと思っている人もいたが、扱いとしては他の車両と同じ普通車。
したがって料金は他の車両と同額(乗車券+指定席料金510円)。部屋単位での発売でないので、相席になる場合もある。
半個室。座席の色使いは普通車と共通
これで定員4名。座面をフラットにして足を延ばすこともできるし、向かい合ってグループでの宴会などには向いているのだろう。
個人的には、閉塞感があることと、背もたれの角度が変えられないので、普通席の方がいい。
4号車側の運転席にも社員がいて、ひっきりなしに放送で説明をしていた。
各車両の天井(2号車にはなかったか?)には所々に17インチの液晶ディスプレイが設置されている。JR西日本・関西地区の新しい通勤電車のと似た感じ。
例のCMだ
運転席からの前面展望や3号車のイベントスペース(津軽三味線演奏とかするのだろう)を撮影するカメラも設置されており、その映像もここに流れるそうだ。
実際に、運転席からの映像も表示されていた(動いてないけど)が、やや画面が小さく、暗い気がした。
「HB-E300-101」
形式記号にハイフンが2つ入るのがおもしろい。「HB」ってやっぱりエンピツの芯みたいだ(HYBRIDの略)。
接客設備としては、既存のリゾートしらかみとそんなに違わない気がした。それだけ、現在の車両のレベルが高いのだろう。
それよりも気になるのは、乗り心地とハイブリッドシステム。こればっかりは動いていないと分からないけれど。
運転席を覗いてみた
オレンジ色の矢印をつけたレバーだけで、加速も減速(ブレーキ)も操作できる、「ワンハンドルマスコン」という操作体系。
全国的には最近増えているが、秋田支社の車両(電車も含めて)でこの方式を採用するのは、まだEast i-Dとこの車両の2つだけのはず。
そういえば、展示中は、停車しているとはいえ、前照灯や車内照明が点灯し、車内放送も流れているので、電気を消費している。
従来のディーゼルカーであれば、エンジンがうなっている(アイドリング)はずなのに、この車両はまったく音・振動がせず、電源が落ちているかのよう。
これがハイブリッド車の威力なのだろうか?
見学のご夫婦の奥様が「ハイブリッドって車のハイブリッドと同じなの?」と旦那様に聞いていたが、答えに窮していたようだ。
まあ、大雑把には同じといえば同じだけど、細かく言えばハイブリッドカー(自動車)でも、メーカーによって方式がいくつかあるように、この列車もそれらとはまた違う。
車ではエンジンでの走行とモーターでの走行を切り替える方式が多いようだが、この列車は、常にモーターで走行する。そのモーターの動力として使うのが、〈エンジンで発電した電力〉か〈バッテリーに貯まっている電力〉かを切り替えるという方式のようだ。(ディーゼルエンジンは直接の走行用としてでなく発電機として使うことになる。)
また、バッテリーには、〈エンジンで発電した電気(普通の“充電”ということかな?)〉と〈ブレーキをかけた時のエネルギーを電気に替えたもの(これはプリウスなどと同じ)〉の両方から蓄電できるらしい。
4号車側の運転席を覗くと、ディスプレイに何やら表示があった。
「ハイブリッド情報」
おおっ! これはおもしろそうな画面。(トイレ凍結防止装置が作動しているらしいけど、今日は暑いくらいだった)
画面左の「エンジン」は「停止」。つまりディーゼルエンジンはお休み中。アイドリング音がしないことからも分かる。
右の「主電動機」はモーターのこと。これも停車中だから止まっているようだ。
画面下中央の2つの赤い箱が「蓄電池」つまりバッテリーを示している。「健全」だそうです。
バッテリーは2系統に分かれていて、どちらも「6」と表示。つまり、電池残量が6割ということらしい。
そしてその上に水色の矢印が出ていて、「SIV動作」というのに向かっている。
「SIV」とは、照明や放送など、車内の小電力機器に電力を供給する装置。
したがって、この段階では、バッテリーに貯まった電気を使って照明や放送の電力をまかなっている状態だ。(ある程度消費して残量が減れば、エンジンが始動して発電するのだろう)
右の「主電動機」はモーターのこと。これも停車中だから止まっているようだ。
画面下中央の2つの赤い箱が「蓄電池」つまりバッテリーを示している。「健全」だそうです。
バッテリーは2系統に分かれていて、どちらも「6」と表示。つまり、電池残量が6割ということらしい。
そしてその上に水色の矢印が出ていて、「SIV動作」というのに向かっている。
「SIV」とは、照明や放送など、車内の小電力機器に電力を供給する装置。
したがって、この段階では、バッテリーに貯まった電気を使って照明や放送の電力をまかなっている状態だ。(ある程度消費して残量が減れば、エンジンが始動して発電するのだろう)
以上のように僕は理解した。
なるほど。ハイブリッドのメリットの1つである静粛性を身を持って実感した。とってもおもしろい。
この画面、乗客向け画面にも表示したら(一部の人には)ウケそうだけどな…
運転席を覗くしかないのだろうか。
なお、交通新聞社の雑誌「鉄道ダイヤ情報」12月号では「リゾートあすなろ」のこの画面を紹介している。
それによれば、走行時やエンジンからの電力供給時には、矢印の表示位置や向きが変わるそうだ。試乗会時のバッテリー残量は「5」~「7」で推移していたとのこと。
いつか、ぜひとも、乗ってみたい。
ひと通り見終わった頃、向かいの3番線に、ブナ編成の「リゾートしらかみ」が入って来て、一瞬並ぶ(停止位置は異なる)。
車内放送や各車両にいる社員が、「まもなくブナ編成が入りますので、どうぞご覧ください」と、これまた丁寧に勧めてくれた。
なお、昨日の弘前駅での展示会では、新旧青池編成が並んだようだ。
ブナ編成
人によっては4連休ということもあり、弘前行きの「リゾートしらかみ3号」にはたくさんの観光客が乗っていた。
発車時、展示会帰りの小さな子がホームから列車に手を振ると、運転台にいた乗務員(運転中じゃない人ね)が、窓を開けて手を振り返していたのが、ほのぼのとする光景だった。
ブナ編成は28日まで運行後、工場に入り、1両増やして4両編成になって再び姿を現す。
やや人は多かった(AABの報道によれば「約400人」の人出。【22日追記】魁によれば「大勢」)けれど、有意義な展示会だった。
自動改札機に入場券を入れて出ようとすると…
ピンポーン!
えっ?! 扉が閉まった。「読取異常」だって。
隣の改札機から出ようとしていた人も引っかかっていたけど、何で?
僕は前にも、この改札機で正しいきっぷを入れたのに引っかかったことがあった。改札機に嫌われてるのかな…
※乗車した際の記事はこちら