働き方改革と副業解禁

　副業とは『正社員や非正社員が、他社に雇われたり自ら事業を営んだりすることをいいます。収入が少なければ副業とはみなさない企業もありますが、一般的には、収入に関わらず、所属企業以外で収入を得ていた場合、副業に当たるとみなされます。現在でも企業により対応は分かれていますが、副業を認めてしまうと、その分だけ副業に時間と労力が取られるため、副業を禁止している企業の方が多いです。しかし、IT系などの新興企業では、副業をすることにより、本業との相乗効果が生まれるとして、副業を就業規則ではっきりと認めている会社も増えています。』と説明がネット上にあります。
　
　昔々、半官半民の公社に勤務する人が実務を学びたいとのことで、私に相談されました。当時の私は残業が常態化していた上に、猫の手も借りたい忙しさで、教えることは出来ないが、雑用でも初歩的なことは覚えられると答えました。
　
　彼は勤務時間後の６時からの三時間を、私の下で研修することになりました。公社と言えども副業は禁止されていますので、重役が理事長と会い、許可を得た上にバイト料も出ました。
　
　忙しい会社では目の回るような忙しさ、民間の仕事の激しさだけを覚える日々を過ごしました。彼はそれが良かったと言ってましたが、私の退社と同じくして独立しました。しかし独立後は恵まれず苦労したと聞きました。
　
　働き方改革を突き詰めて考えれば『無理やり働かされない』『賃金の欲しい分だけ働けるパートタイム』『やりたい仕事ができる』『サラリーマンは辞める自由がある』だと思うのです。