続・蛙独言

ひとりごと

「脱原発・考」 4

2012-07-24 14:02:38 | 日記
「原発」についてもう少し書いておこうと思うのだけど、書き始めると「宮武外骨」ばりに「頭が爆発」してしまって一向に筆が前に進まないんだね。
それに、物理学的な知識も基礎的なことは「ある」方だと思うけれど今回の「事故」の詳細は「具体的なことはひとつも分からない」のだから仕方がないということもある。

基本的には、「冷戦構造」の中でアメリカの意向に沿う形で出発をした「原子力行政」であったわけで、石波などが正直に言っているように、「核兵器を持つ潜在的な能力の保持が抑止力として必要なのだ」ということもあったと思われる。

「電気がなければ困るでしょ」なんてのは全くの嘘っぱちなんだね。
原発が無ければ無いで電気は必要な程度には供給・維持できてたんだ。
「原発は発電中に二酸化炭素を排出することがない」なんてのも「子供だまし」な話で、成程「核分裂エネルギーで湯を沸かす」んだから、その時点ではそうかも知れないが、ウラン原鉱採掘から精製、濃縮、その輸送、原子炉建設などなど、相当な「CO2」は排出されるわけだ。

普通、企業が「設備」を持ち、それを稼働させて、製品を作るという時、いつまでもその「設備」があるわけではないから「減価償却」ということを考え合わせるけれど、電力会社の場合、「廃炉」から「更新」の費用は計算されていない。
また、事業運営で考慮される事故を想定して「保険」がかけられるのも普通だろうが、「原発」の場合、そんなものも計算に入っていない。
「原発」と他の発電方式とを比較して「安価」であるというのも、計算自体にインチキがあるんだね。

結局、企業経営者側も政治家も「アメリカの言いなり」にことをすすめておれば、金儲けはしたい放題だってことで「ここ」まで来てしまった。
「国策」だってわけだから、なんか困ったことがありゃぁ「国の責任」やし、穴埋めも「税金」なんやし、「わしゃ知らんがな」って話なんやね。

そりゃ「頭、爆発するよッ!」。
くっそたれがッ!