続・蛙独言

ひとりごと

新展開が目指されなければ

2010-11-13 04:17:10 | 日記
色々あって「同盟は変わらなければ・・・」という話になって中央段階で「規約・綱領改訂」が提起されてるんだね。
「内容」の検討と「差別の現実」がよく踏まえられてする「変更」なら意味あるだろうけれど、まず「形から入る」という「日本文化の典型」みたぁな具合で、蛙には納得はいっていない。
「案文」は部外者には知られていないかもだけれど、蛙は「そういう話じゃないんだよ」って気分はある。「時代は変わったんだよ」と思うからね。
まぁ、論議が巻き起こるってのは歓迎するところだから、それはそれでいいし、それぞれの都府県連で中央から提案されている「案文」が検討をされているのだろうと思う。
兵庫でも県連内に「理論委員会」が立ち上げられて「新綱領・修正案」が中間的にまとめられ、それを検討しようということで、こないだ、「討論集会」が開催をされたわけだ。
この「流れ」に大きな期待を持ってはいない。
蛙の場合、「同盟の運動の直線的な軌跡は『全人類解放』へ向かうものではなくなっている」という認識がある。
の時代、差別は激烈なものであったから、その闘いは実際「全人類解放」の「原点」足り得たろうが、「この国」の現在では「外国人問題」に置き換えられたのではないだろうか。
また、以前にも言ったことだが、新自由主義の猖獗を極める展開で「ネットカフェ難民」とか「路上生活者」とか、「貧困の全体化」が「この国」を覆うようになっているのだが、その意味を「〈〉の〈全国展開〉」という風に位置づけることができるとも思う。
「被差別の解放」という狭い次元から「反差別・人間の全的解放」を目指す新しい〈理論〉や〈組織〉が要請されているのだろう。
それは、奈良の山下さんたちのような「否定形」ではなく、「解放同盟」を包括するような大きな〈もの〉であるべきだろうね。