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森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

ベンケイソウ

2023年01月15日 | 自然観察日記
これは志賀高原東館山高山植物園内に見られたもので「ベンケイソウ」という名板がついていました。この仲間は花は秋に咲くものが多いのでまだ硬いつぼみの状態です。実をいうと、「ベンケイソウ科」という言葉はよく知っているのですが、「ベンケイソウ」というものを自然界で見るのは初めてです。

ベンケイソウの葉

2023年01月15日 | 自然観察日記
平凡社の日本の野生植物によればベンケイソウは「葉は互生する」とあるのですが、かなりの部分で3輪生していることに気づき「違う種類かな?」と考えました。ミツバベンケイソウという種がありますが葉の鋸歯の様子が異なりこれでもなさそうです。結局、名板通りに理解しておくことにしていますが、形態的なところで種を判断するのは難しいものだと思い知らされています。


クサフジ

2023年01月14日 | 自然観察日記
志賀高原のスキー場のリフト脇の草原でみかけたクサフジです。ツルフジバカマと非常によく似ているために時々間違えます。クサフジは里山などでよく見るために高海抜のところでみると違った種ではないかと思ってしまいます。

クサフジの托葉

2023年01月14日 | 自然観察日記
小葉は15対くらいありました。ツルフジバカマは10以内が多いと思います。また、小葉の形が細長めなのがクサフジで、なにより托葉が小さいのが目印になります。

オオアワガエリ

2023年01月13日 | 自然観察日記
別名チモシーと言われる外来のイネ科多年草草本。牧草として利用されるために高原などの牧草地帯には極普通に見られます。高原で見る機会が多いのですが低地でも見られるはずです。

アズマシャクナゲの株元で生育するミヤマヨメナ

2023年01月12日 | 自然観察日記
これは志賀高原の高天原の植物園内でみたものです。「ミヤマ」と付く種ですから高山に自生があってもよいのかもしれませんが、高山帯のアズマシャクナゲの根元に生育する姿には意表を突かれます。経験的にはミヤマヨメナは山地性の種で半日影の林縁に生育するという印象です。果たして自生なのかどうか?植栽されたものでしょうか?

ミヤマヨメナの葉

2023年01月12日 | 自然観察日記
ミヤマヨメナの高山種でもあるのかと調べてみてもそれらしいものが出てきません。いろいろな特徴からミヤマヨメナで良いと思いました。結構高海抜地域でも生育するものであることが分かりました。