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森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

オオキツネヤナギ

2019年05月12日 | 自然観察日記
新潟の山麓部には極普通にみられるヤナギです。それほど大きな樹にはならず早春の花は少し大きく目立つ花です。私にとってヤナギは難しい部類の種ですが少しずつ理解していこうと思っています。

サワシバ

2019年05月12日 | 自然観察日記
国上山の山麓を散策したときに出会ったサワシバの芽出しです。花芽と葉芽が同時に緩み始めています。花芽の方が早く熟して開花状態になるのですが葉もそれなりに展開しています。

サワシバの昨年の葉

2019年05月12日 | 自然観察日記
樹木の種を特定するには昨年の葉も重要です。樹の下に落ちているいろいろな葉の中からこの種のものだろうと推測します。シデの仲間の葉を探すとサワシバの葉がありました。

トキワハゼ

2019年05月11日 | 自然観察日記
山野草というイメージより雑草に近い扱いをされるかもしれませんが、野草には違いがありません。暖地では冬でも見られそうですが、新潟ではやはり雪が消えてから見られる種です。山際にやや大きめのロゼットを作っている株を見つけました。

トキワハゼの花

2019年05月11日 | 自然観察日記
最近の分類でいろいろな位置づけになっているグループのようで、AGP分類ではサギゴケ科という分類になるようです。全国どこにでも見られる種ですからほとんど注目されませんがよく見ればなかなか美しい花です。

カキドオシ

2019年05月11日 | 自然観察日記
カキドオシも身近な野草です。花がたくさん付くと目に付く種なのですが春先はとても控えめです。薬草として利用されるのだそうで侮れない野草です。

コシノコバイモ

2019年05月10日 | 自然観察日記
コシノコバイモはとても人気化している野草のようです。今年の雪は少なく雪消えは例年より早かったものその後の天候が不順で春の進みが遅かった気がします。そのため丘陵公園の名物のカタクリ大斜面は、雪の多い年は上から順に帯状に咲くのですが今年は一斉でした。訪れたお客様にはカタクリを堪能していただいたのですが、その中でよく質問されるものに「コバイモはありますか?」というのがありました。コバイモはとても地味で密集して生育する種でもなく仮にしていても花景観としては貧弱です。カタクリは群落で楽しみコバイモは個体で楽しむものなのでしょう。決して多くある種ではないようですが、気を付けて里山を散策せれば意外と多く自生していることに気づきます。

コシノコバイモの花

2019年05月10日 | 自然観察日記
フリチラリア属ですからクロユリと同じ仲間です。小さな花で下向きに咲く性質がありますから写真を撮るときは少々苦労します。斜面で少し上にあると見やすくて助かります。

キクザキイチゲ

2019年05月10日 | 自然観察日記
コバイモの自制していた場所で見たキクザキイチゲです。新潟では雪が消えると地上で最初に咲く花がキクザキイチゲとオウレンでしょう。しかし、カタクリと同じタイミングで花の終わりを迎えますからかなり長い花期をもつようです。天候にも左右されるのでしょうがキクザキイチゲとカタクリが共存する景観はなかなか捨てがたいものです。

キクザキイチゲの花

2019年05月10日 | 自然観察日記
この種は花弁ではなくがくが花弁状になる種です。やや太めの地下茎を作り地中を這い増えます。しかし、それほど長いものでもありませんから一つの個体の広がりはたかが知れています。さらに開花茎を伸ばす位置がまばらでニリンソウのような密集状態にはなりません。県内の里山ならどこにでも見られる種ですが大群落になっている場所は存在するのでしょうか?私はまだ見たことがありません。

ヒメアオキの赤い実

2019年05月09日 | 自然観察日記
早春はまだ彩が少ないのですが、唯一このヒメアオキだけが輝いています。春の日差しを浴びると色づきがよくとてもきれいです。越後の里山には極普通にみられる春の景観です。