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森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

コウホネの地下茎

2015年05月07日 | 自然観察日記
昨年この池を整備したのでしょう。岸にはコウホネの地下茎を引き抜いてうず高く積んだ小山が・・。よほど繁茂してうるさくなったということなのでしょうか?もったいないなぁというのが感想です。丘陵公園には貧弱なものしかありませんから、ちょっと羨ましい・・・。でも、はびこると結局は処分せざるを得ないのでしょうね。
それはそうと、コウホネの地下茎など早々見られることはありません。なるほど「骨」に見える気もしますから名前の云われも納得できます。ところでころに見られる葉が落ちた葉痕も参考になります。レンコンのように食用にはならないのでしょうか?ふとそんなことも思ってみたりして・・。

オオユリワサビ

2015年05月06日 | 自然観察日記
その知人がユリワサビと言って説明されたものが、私の知るものとどうも違って見えました。私の記憶違いなのかと疑ってその場は彼の話を聞いてはいましたが、ユリワサビの繊細さがなくてむしろワサビに近いものでした。私の所持する図説では判然としなくて、ネットで検索するとオオユリワサビとする解説が見つかり、納得できた次第です。どこで採集されて庭に植えられているのか聞き漏らしましたが日本海側に点在するようです。自然界で認識したことがないのでワサビと混同していたのかもしれません。

オオユリワサビの葉

2015年05月06日 | 自然観察日記
ユリワサビは太平洋側の山地ではたまに見ていましたが、新潟では観ていません。ユリワサビは県内には自生はないのではないでしょうか。オオユリワサビの葉は、それだけではワサビの葉に間違えそうなものですが葉脈の走りがすごく荒い感じがします。光沢もありません。

ハンカチノキ

2015年05月05日 | 自然観察日記
7から8mはあるでしょうか?幹の径が20cmを超すハンカチの木がありました。最近特にブームになっているのでよく見かけるのですが、こんなに大木があってそれもかなり以前から所持されていたことに驚きです。真座残雪が所々に見られる時期でただの枯れ木なのですが、上を見ると何やら実が残っています。これを長い棒でたたき落し、地面に落ちていた実も含めていただいてきました。果たして発芽するかどうか?鉢に埋めておきました。

ハンカチノキの樹肌

2015年05月05日 | 自然観察日記
実は同じ樹が2本あって幾分大きめの方がこのような樹肌。樹皮がはげ落ちそうになっていました。もう一つのほうはこんなに樹皮が割れていなくて平滑なところが多くあります。個体により樹肌の様子が異なるようです。

タラヨウ

2015年05月04日 | 自然観察日記
私の周りには結構「凄い」人がおられます。「尊敬」に値する人や「驚愕」と言った方が良い人などですが、後者の一人にTさんがいます。ご高齢でもあるので同じレベルではお付き合いできにくいのですが、ときどき訪問し歓待していただいています。彼の庭が「驚愕」に値するのですが、県内ではここにしかないであろうものがいくつも有ります。その最たるものがセコイアオスギ(レッドウッドとおなじもものではないかもしれませんが・・・正確な種名は分かりませんが、北米の世界最大の樹高を持つものと語られています)で高さ40mほどに育っていました。径80cmはありそうです。
それはそうと、先日お邪魔した時目にしたタラヨウが目に留まりました。雪で押されてかなり傷み気味なのですが、幅5m×高4mほどの壁になっています。長岡でも時たま庭植えされているところを見かけますが、これほど立派な樹はないでしょう。

タラヨウの雄花のつぼみ?

2015年05月04日 | 自然観察日記
モチノキの仲間ですから雌雄異株。したがってこまかなつぼみらしいのが多くあるので雄花かなという程度。花が咲いたらまた来ようかなとは思ったものの、立て続けに門をくぐるには気が引けたので結局は確認できずじまいです。
西日本に自生するとされるタラヨウ、新潟県内には庭木以外にはありません。いわゆる「葉書」として有名ですね。以前子供たちにこの葉を使ってはがきごっこをしたことがあり、つい懐かしくなってしまいました。

コメガヤ

2015年05月03日 | 自然観察日記
水路に阻まれて対岸に渡れないので右往左往してそれらしいところを見つけて、いわにへばりついたところにコメガヤがありました。姿勢が安定しないので撮影がおぼつかないのですが、なんとかシャッターを切りました。

コメガヤの小穂

2015年05月03日 | 自然観察日記
イネ科など葉が長いものは敬遠がちなのですが、コメガヤは小穂(しょうすい)が特徴的なので覚えやすい種です。どこにでもある種ではありませんが平地にはなく林縁の岩場などに見られる種という意識です。

ネズミサシ

2015年05月02日 | 自然観察日記
見慣れない針葉樹が照葉樹の森に隣接する畑の一角に植栽されていました。ネズミサシ(ネズ)という樹木で4mほどのもの。自生は西日本らしく近くに自生するようなものではないと思います。海岸でみるハイネズ、高山帯でみるミヤマネズはいずれも這うような樹形です。起き上がっているネズは初めてですね。庭木にするつもりなのでしょうか、植えられている場所があまりにもそぎわない場所で、この樹がここになる経緯が気になりました。

海岸に近い照葉樹林

2015年05月01日 | 自然観察日記
月不池から海岸に出て農道を歩きました。黒姫山の山麓で石灰岩を運ぶベルトコンベアが頭上を走っている場所でしたが、遠目からは典型的な照葉樹林に見える興味をそそられた自然の森がありましたからそこにいってみました。近づいてみて少々がっかり。中に踏み込めるような場所ではなく、コンクリート壁で囲まれたかなり深い川に隔てられて対岸に渡るに渡れない状態。