
ヒカゲノカズラのついでにシダ植物の話です。シダの分類は得てではないのですが、キリ通しの裸地にシダの芽生えが沢山ありました。よく観察すればどこにでもあるもので珍しいものではありません。シダは種子を作らず胞子で増えるとされています。確かにそうなのですが、この写真でも分かるとおり地面に張り付いている薄緑色のものとそこから出ている葉の子供は実は別物。色も少しだけ違いますね。地面に張り付いているのを前葉体といいます。実は染色体の数では半数の個体(半数体)で普通見かけるシダ植物(小さな葉が成長したもの)とは次元の異なる独立個体です。小さな葉を胞子体といいこれは染色体は2倍体で、この葉が出てきた根元には卵細胞と精子が受精した受精卵があった場所でこれが発芽成長してきたものなのです。
難しいですね。シダの世界もまた独特で面白い世界が広がっています。
難しいですね。シダの世界もまた独特で面白い世界が広がっています。