カキツバタの花 2022年03月05日 | 自然観察日記 カキツバタの遅い花が見られました。ここはそれほど個体群密度が高いようには感じませんが、他に開花株見当たりません。カキツバタは身近なところでよく見る種ですが、自然の中ではあまり出会いません。しかし、湿地環境では分布域はかなり広いようです。新潟県内でも各地の湿地で採集記録がありますが、あまり高海抜の場所ではありません。山の鼻は1400mという高海抜地域ですが、シベリア南部あたりまで自生が見られるのだそうですからこの種にとっては適応範囲なのでしょう。カキツバタの花被片には細長い白い文様が入ります。
果期のオオタチツボスミレ? 2022年03月05日 | 自然観察日記 カキツバタが見られたあたりにオオタチツボスミレ?と思われる果実が付いた株がありました。この時期の果実はおそらく閉鎖花が発達してできたものだと考えています。