センボンヤリの閉鎖花 2020年11月04日 | 自然観察日記 センボンヤリは春と秋ではまるで別の種のようになります。春はかわいい薄紫を帯びた白い花を咲かせているのに、秋は40cmを超すほどの長い花径を出して花をつけます。花といっても花弁などはなくいわゆる閉鎖花。受粉し結実すると種子を散布するために苞が開いてやがてたんぽぽのような毛を持った種子がこぼれだしてきます。センボンヤリは閉鎖花という究極の花を発達させた種のように思います。