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森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

コケモモ

2016年12月29日 | 自然観察日記
高山帯に生育するもう一つのツツジ科の低木、コケモモ。ひところはコメバツガザクラとよく混同していた記憶があり、果実を見てようやく違いを悟ったようなこともありました。コケモモも個体数の多い少ないはありますが高山帯に行けばほぼ必ず見られる種です。話によると北半球の寒冷帯には広く普通に生育する種とのこと。栗駒山にも少し湿地傾向のある日当たりの良い場所に見られます。花もない季節、まだ果実が熟していませんからあまり存在に気づきませんが普通にある種です。

コケモモの若い果実

2016年12月29日 | 自然観察日記
八月は花が終わった直後でようやく太り始めた段階でまだ果実は青い状態です。赤く丸い果実になるにはもう一月くらいは必要です。美味しい果実ということになっていて、観光地には外国産のコケモモを使ったのでしょうジャムなどに加工されたものがお土産として売られています。個人的にはコケモモの赤い実に出会うより少し早く熟すツルコケモモに出会う機会が多くあまり口にすることがない果実です。