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森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

イトラッキョウ

2015年04月01日 | 自然観察日記
この日、花盛りで最も特筆すべきがこのイトラッキョウでしょうか。個人的にこのグループはあまり馴染みがなくてノビルを山菜として積んでくるくらいです。自生する花も葉が細く気づきにくいため比較的見逃してしまいます。最近ようやくヒメニラを見逃さなくなってきたようなのですが、まだ自信がありません。
それはそうと、イトラッキョウの名板が近くにあったため認識はしたもののどういう経歴の種かはこの場では分かりません。もちろん初めての出会いです。帰って調べて少々驚きです。長崎県の平戸島の特産種で準絶滅危惧種に指定されているようでした。キイチラッキョウという種があってこちらが絶滅危惧Ⅱ類になっているようです。水生植物園といえどもそればかりではなく、ロックガーデンがありその一角に植栽されていたものです。なかなかお目にかかれない花です。ほとんど人が訪れない季節に咲く花のようですから実にもったいない。というより一人いい思いをしていることにご満悦です。

イトラッキョウの花

2015年04月01日 | 自然観察日記
細い花茎の先端に青紫色の花をたくさんつけてラッキョウの花を小さくしたような状態。といっても、ラッキョウの花を見たことのない人が多いと思いますが、ネギ坊主の花を思い切り少なくして、線香花火状に花がついているといったイメージです。・・・伝わるかな?写真はいくつかの花茎が重なっていますから、茎頂から放射状に出ている花の様子が分かりにくいですね。

イワギキョウ 花

2015年04月01日 | 自然観察日記
イワギキョウは一般に上を向いて咲くとか。それに対してチシマギキョウは横向きで咲くという話をする人がいます。てっとり早い区別は毛があるかないかですね。やや長めの白い毛が何本かみえたらチシマギキョウです。よく見ると結構もじゃもじゃと生えてはいますが・・・。これはありませんからイワギキョウですね。今では鉢植えで山草店で売られているようです。山で見たい花です。