森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

コナラの発芽

2010年05月06日 | 自然観察日記
一冬越したドングリが発芽しています。おそらく発芽の初めは昨年の秋なのでしょうが、寒さで休止した作業を再び開始している模様です。日に当たり子葉は赤く染まってドングリとは気づかないほど。面白いですね。種子には胚乳という「弁当」があるのですが、コナラやマメなどには栄養を子葉に溜めて「弁当」にしています。こういう種子を無胚乳種子といいますね。

オオイワカガミ 1

2010年05月06日 | 自然観察日記
オオイワカガミも越後の自慢です。カタクリに劣らず至るところにあって美しい花を見せてくれます。アップで見ると繊細な花の作りが分かります。花の色は白色から濃いピンク色までの幅で変化があります。

オオイワカガミ 2

2010年05月06日 | 自然観察日記
 特に長岡の近辺に見られるのは花数が多いのが特徴のような気がしています。この個体は約30個以上の花がついていました。オオイワカガミといえどこれほどの花数はないものが多いのではないでしょうか。(調査不十分ですから確かなことは分かりません)

オオイワカガミの新葉

2010年05月06日 | 自然観察日記
 新葉の展開も面白いですね。それにとても綺麗です。オオイワカガミには厄介な病気がつくことが多くて(かっぱん病)、昨年は大流行しました。葉が溶けてしまうのです。今年はかなり厳しい冬でしたから菌の活動が抑えられて、被害が少なくなることを期待しています。