一冬越したドングリが発芽しています。おそらく発芽の初めは昨年の秋なのでしょうが、寒さで休止した作業を再び開始している模様です。日に当たり子葉は赤く染まってドングリとは気づかないほど。面白いですね。種子には胚乳という「弁当」があるのですが、コナラやマメなどには栄養を子葉に溜めて「弁当」にしています。こういう種子を無胚乳種子といいますね。
特に長岡の近辺に見られるのは花数が多いのが特徴のような気がしています。この個体は約30個以上の花がついていました。オオイワカガミといえどこれほどの花数はないものが多いのではないでしょうか。(調査不十分ですから確かなことは分かりません)
新葉の展開も面白いですね。それにとても綺麗です。オオイワカガミには厄介な病気がつくことが多くて(かっぱん病)、昨年は大流行しました。葉が溶けてしまうのです。今年はかなり厳しい冬でしたから菌の活動が抑えられて、被害が少なくなることを期待しています。