ここ最近の熱帯夜。。。「ぐっすり眠れない」「朝がつらい」ですね。
そこで、熱帯夜に負けず、快適に眠る方法をご紹介します。
記事(2015年7月30日 産経新聞)によると
『睡眠専門医で、リズム新横浜睡眠・呼吸メディカルケアクリニック(横浜市)の白濱龍太郎院長は「夏は暑さで眠りが浅くなりがち。体調管理には、睡眠環境を整えることが大切」と話す。
●人は上がった体温が下がるときに心地よい眠りが訪れる。しかし、暑いと体温が下がりづらくなり、眠りにつきにくくなる。また、汗をかくと蒸れて寝苦しくなりがちだ。
暑い夜、エアコンを使うときには室温は27〜28度に設定するとよい。「朝方は冷えるので、室温を下げすぎると体調不良の原因になる」と白濱院長。
冷気が直接、体にあたらないようにすることも大切だ。冷気は下に集まるため、扇風機も併用して室内の空気を循環させ、冷風が部屋全体に行き渡るようにするといい。
湿度が保たれていたほうが呼吸が安定してよい睡眠につながるため、エアコンは、ドライモードではなく冷房運転する。白濱院長は「エアコンが途中で切れても朝まで眠れるようなら2〜3時間のタイマー設定を。途中で起きてしまうことが多ければ、つけっぱなしにしてもいいが、体を冷やしすぎないように寝具などで調節を」とアドバイスする。
●夏こそ入浴が大事だ。暑いと「シャワーだけで済ませたい」と考えがち。しかし、しっかりと湯船に入って体温を上げておくと、体温を下げるタイミングが作りやすくなるという。
熱いお湯で入浴すると交感神経が優位になって、かえって寝付きが悪くなることもあるので、38〜40度のぬるめを目安にする。
●快眠のためには、寝具選びも大切だ。人は一晩にコップ1杯分の汗をかくと言われる。軽くて水分をよく吸収するタオルケットを使うと心地よく眠れる。また、寝具に熱がこもると寝付きが悪くなるため、冷却パッドを使うなどして対策を。
睡眠中の発汗を考慮し、「熱中症対策もかねて、寝る前にはコップ1杯程度、水を飲んでおくとよい」と白濱院長。ただ、コーヒーなどの利尿効果の高いものは、途中でトイレに行きたくなって快眠の妨げになるので避ける。
Tシャツなどの日常着で寝ているという人も多いだろう。しかし、パジャマブランド「睡眠科学」を展開している「ワコール」(京都市)の広報担当、上沼孝子さんは「日常着は、起きているときに動きやすいように仕立てられています。よりよい眠りには、寝ているときの体勢や寝返りなどの動作に配慮して仕立てられているパジャマがお勧め」と話す。
夏は、吸汗速乾性に優れた素材を選ぶと着心地がいい。吸汗速乾性の低い素材では、汗が乾かずに蒸れてしまい、寝苦しくなってしまうからだ。また、肌の露出部分が多いと肌に汗がたまって蒸発しにくくなるため、「袖のあるパジャマを着た方がいい」と上沼さんはアドバイスしている。
●エアコンが苦手な人は、窓を開けたり、日中の日差しを遮ったりして、室内の温度が上がらないように工夫すると夜、過ごしやすくなる。
建材設備機器メーカー「リクシル」(東京都千代田区)勤務で、住宅の通風に詳しい野中俊宏さんは「窓を開けて、風の通り道を作り、室内の熱気を外に出しましょう」と話す。
1カ所だけでは風が室内に入らず、熱が外に出ていかないので窓は2カ所開ける。風上側の窓が低い位置に、風下側の窓が高い位置にあると風の流れがスムーズになる。
野中さんは「部屋の中に熱がこもった状態だとエアコンで冷やすのにもエネルギーを使う。エアコンを使う前に一度、窓を開けて風を通して」と話す。
日中、日よけ用シェードやよしずで窓を覆うなどして日差しを遮り、外側から熱を入れないようにするとよい。』
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます