萩さんの話ネタ2

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水曜日・・・雑記

2014-11-12 06:00:00 | 日記
花粉症に毎年悩まされている方にこんな情報がありました。
それは、「舌下免疫療法」と呼ばれる新しい治療が今秋、本格的に始まるとか。

記事(2014年11月10日 gooニュース)によると

『2004年から同療法の臨床研究に取り組んできた福井大医学部附属病院(永平寺町)によると、60~70%の患者に効果が確認された。少なくとも2年以上続ける必要があり、同病院の専門医は「治療の内容や副作用をよく理解した上で、根気よく続けてほしい」と呼び掛けている。

 ■根治の可能性も
 舌下免疫療法は、アレルギーの原因となる物質を少量取り込みながら、徐々に体を慣れさせて過剰な免疫反応を抑える「減感作療法」の一つ。スギ花粉の成分をもとにしたエキスの新薬が保険適用となり、10月に発売された。
 スギ花粉症の治療は従来、薬で症状を一時的に抑える対症療法が中心だった。エキスを注射で入れる方法もあるが、痛みを伴う注射を通院して長期間しなければならず、副作用もあって治療をやめる人が少なくなかった。
 12歳以上が対象の舌下免疫療法では、1回目は医療機関で医師の指導を受けて行うが、2回目以降は自宅で自分でできるのが大きな特徴だ。エキスを1日1回舌の下にたらし、2分間保って飲み込む。その後、5分間はうがいや飲食を避け、2時間程度は激しい運動、アルコール摂取、入浴を控える。原則毎日続け、副作用が出た場合にすぐに受診できる午前中に行うのが望ましいという。
 福井大医学部附属病院は臨床研究として、比較的重症の約300人に同療法を行った。60~70%の患者は症状が改善し、使う薬の量が2~3割に減った。10~20%の人は大量に花粉が飛んでいる状態でも薬を全く使わなくても済むようになった。5年間治療を続けた患者が、その後5年たっても効果が続いている例もあるという。
 耳鼻咽喉科・頭頸(けい)部外科の藤枝重治教授は「比較的簡易な方法で根治が期待できるようになった」と話す。その上で「効果には個人差がある。2年以上続けて、3年目の(花粉の)シーズンを目標にしてほしい」と説明する。

 ■12月までに開始
 藤枝教授は注意点として、治療を始める時期を挙げる。「12月までが望ましい。花粉が飛び始める2、3月は絶対にやめるべきだ」。同病院を含む国内の臨床研究で重い副作用は確認されていないが、口の中のかゆみや唇が腫れるといった症状が出る場合がある。副作用は治療初期に起こりやすく、花粉の影響を受けるとさらに危険性が増す。
 藤枝教授らは臨床研究の中で、治療が効果的だった患者は、あるタンパク質の血液中の濃度が上がっていることを発見した。診断の指標や新たな治療法につながる可能性があり、この研究で特許を取得した。日本のスギ花粉症の現状と舌下免疫療法を含む対策を米アレルギー学会誌で発表し、高い評価を受けた。
 スギ花粉症で乳酸菌を併用して効果を上げたり、ダニが原因のアレルギー性鼻炎治療の研究にも取り組んでいる。藤枝教授は「現在の舌下免疫療法は第1段階。さらに受けやすく効果的な治療法を開発したい」と話している。』
コメント (2)
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