hasyan の 旅の散歩道

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新見市・鯉が窪湿原 2011.08.08

2011年08月08日 21時49分10秒 | 公園・名所・名勝


  所在地  鯉が窪の湿原   岡山県新見市哲西町矢田

 ナビがとんでもない所へ案内、もうちょっとで道に迷うところでしたが、何とか「鯉が窪の湿原」の入口に到着です。
 吉備高原の北辺の一部鯉が窪池の上手、標高550mのところに太古からの姿をもちつづけている秘境のようです。

 鯉が窪池の池辺ならびに、附近の湿原は高梁川の小支流の水源地の山間に残された日本太古の自然の姿を保つ地域のようです。ちょっと期待して見に行きます。

 ここは、「ため池百選」に選ばれているんですね。

 300年の昔、元禄8年(1694年)に潅漑用水池として築造され、安政年間(1854年~1860年)に当時の備中松山藩主板倉氏が修築したと伝えられています。満水時の面積は約2.7ヘクタールあり、下流の水田約45ヘクタールを潤しています。

 「鯉が窪の湿原」は、西の尾瀬沼とも形容される湿原ですが、尾瀬沼に比べると標高は1000m以上も低いですが、多彩な植物が自生しています。池の周りの遊歩道には9箇所の歩道橋があります。

 今回、「鯉が窪の湿原」で見かけた、色とりどりの花です。
「サギソウ」を見つけました。日当たりの良い湿地に自生する多年草で、花は白サギが翼をひろげて飛んでいる姿にそっくりで日本にだけある植物のようです。

 「コバギボウシ」の花です。日本各地の湿地に生育する花です。鯉が窪湿原ではいたるところで本数は少ないですが見かけました。

 「ミコシギク」の花です。ミコシギクは稀な種であるが、鯉が窪湿原には比較的生育個体数が多く、神輿槍にていることから名付けられました。

 「エゾミソハギ」の花です。鯉が窪池の周回する遊歩道を歩いていると池の畔に咲いていました。

 「乳茸刺(チダケザシ)」は草原や湿原に生える花で、一本咲いていました。

 「アギナシ」は北海道から九州に分布する多年草で、湖岸、沼沢地などに生育する花です。

 「コオニユリ」が咲いていました。

 これは、「ママコナ」の花かな?

 ところどころ板の道を歩きます。

 「オグラセンノウ」この湿原を代表する花の一つで、今では限られた地域でしか見ることが出来ません。

 「オミナエシ」の花です。

 昔から下痢止めの薬草として有名な、「ゲンノショウコ」の花です。

 鯉が窪池の周囲を歩いて展望台の「あずまや」で休憩です。

 展望台から望む「鯉が窪池」です。

 のんびりと花を見ながら、湿原は3.6haで遊歩道を一周すれば2.4kmの道を歩いてきました。

 資料館のところまで戻ってきました。岡山県にもこのような湿原があるんですね。
 次回をお楽しみに  では またね



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