所在地 旧木下家住宅 神戸市垂水区東舞子町
山陽本線・JR舞子駅を降り改札を出ると、そこには、明石海峡大橋が、兵庫県神戸市と淡路島の間の明石海峡に架かる、橋長3,911m、中央支間長1,991mの世界最大の吊橋が望めます。
JR舞子駅を中心に舞子公園があります。舞子公園は、須磨の浜と並ぶ名所で、江戸時代には旅の休憩所として多くの待合茶屋が存在した。明治時代に入ると明治天皇や有栖川宮がよく訪れたようです、
須磨~明石間は「松原づたい」といわれた昔を偲ぶ約1500本、松林の景観が今なお残されています。松林の中には、ベンチや遊具を設け、憩いの場として楽しんでいただけます.公園を歩いていると「舞子ビラ」「旧木下家住宅」の標識が、散歩しながら「旧木下家住宅」へ
舞子公園の南からJRの高架をくぐり、「舞子ビラ」の端を通り住宅街に入り公園の一画にあります。ちょっと判りにくいかな?
大きな庭のようで石階段を上がっていきます。
秋には紅葉も綺麗でしょうね。
建物の玄関先に来ました。大人100円、高校生50円、小・中学生無料(高齢者(65歳以上)50円、障害者無料、三邸めぐり券(旧木下家住宅、旧武藤山治邸、孫文記念館)大人400円)
旧木下家住宅とは、もとは又野良助氏が私邸として昭和16年に竣工した数寄屋造近代和風住宅です。昭和27年に木下家(木下吉左衛門氏)の所有となり、平成12年に故木下吉治郎氏のご遺族から兵庫県が寄贈を受けました。前庭と中庭には創建時の庭造りの様子が残っており、隣接する舞子公園と融合した緑豊かなたたずまいをお楽しむことができます。
民家風の虫籠窓を付けた東西棟の大棟を中心に,東面に玄関,北東に台所,西北に茶室,南東に応接室,南西に仏間を配したH字型平面をもつ。昭和初期における阪神間の数寄屋造による和風邸宅の一事例でしょうね。
内部は、町屋風の虫籠窓を付けた主棟を中心に、東面に玄関、北東に台所、北西に茶室、南東に応接室、南西に書院を配し、北側に中庭を取り込んでいます。
多くの部屋があり、女中部屋、使用人室、外便所、納屋は、非公開エリアとなっていますが、土蔵は外から、中庭はお部屋から眺めることができます。
中庭は、縁側や茶室などの部屋などからも望むことが出来ます。
この住宅には建てた人の愛情が隅々まで感じられますよね、細かいところまでびっくりするような心遣いに驚きました。いろんなところに竹が多く使われていて、部屋には竹の細工の鴨居や欄間が美しいです。
一部屋一部屋が個性のある部屋で興味深いですね。
書院から前庭を望むことができ、向うには応接間が
応接間の天上には、非常に凝った飾りありガラスの細工がとても美しいです。
前庭を望む接待室として使われていた洋間で、ほんのりと落ち着きます。
もうすぐで、紅葉の時期でこの景色を見ながら、ホット一息するのもいいものでしょうね。
次回をお楽しみに では またね
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