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hasyan の 旅の散歩道

元気な間に余暇を通じてドライブなどで得た、行き先々の身近な風景・
神社仏閣・史跡・花の写真などをお伝えします。

伊川谷にある男滝と磨崖仏 2016.09.17

2016年09月22日 08時52分42秒 | 滝・渓谷・山


  所在地   男滝と磨崖仏     神戸市西区伊川谷前開

 神戸市西区の伊川にある滝を見に県道16号を明石から北上して、大山寺トンネルの手前100メートルの右側に「磨崖不動王」の案内板があり見学できませんと表示がありますが行ってみます。

 そこを右折し200メートルほどで車止めがありますが、柵の左側をすり抜けて進みます。

 彼岸花がチラホラと咲いています。

 大山寺の男滝は、落差6m。上段は2段の段瀑、下段は緩やかな傾斜瀑という連瀑で、この滝は有名な「大山寺」の裏を流れる大山寺川に懸かっており、滝脇には磨崖仏の不動明王がある信仰の滝です。

 対岸の旧道から見る花崗岩の岸壁は伊川に迫る。その高さ6m、幅4mほどの岩面がやや平坦になった部分に、上下236cm、左右135cmの舟形の彫りくぼみが作られ、その中に像高175cmの厚肉彫りの不動明王立像が立つています。

 憤怒相の不動明王像は迦楼羅炎光背を背負い、両目は見開き、牙は向かって左側が上、右が下を向く。
右手に宝剣、左手に羂索を持つ。頭上に花冠、左側に垂れる弁髪、胸前には条帛を複雑に組み合わせ、臂釧、腕釧などの腕飾りをつける。全体的に丁寧な彫りで、眉根は渦を巻き、両目には眼点を入れ、剣や索を握る親指や手のひらの表現も素晴らしいです。鎌倉時代後期 弘安年間(1278~1288)の作で、神戸市指定史跡に指定されています。

 滝のすぐ上流にも小さな滝がありますが、名前がわかりません、

 滝、自体はなかなか綺麗なのですが、住宅地の近くにあるので水質はそれほど綺麗ではありませんし、ゴミも少しあるようで残念ですね~。

 大山寺は神戸市でも歴史ある寺で、本堂は国宝に指定されています。また、境内横を流れる大山寺川の渓谷には昔は数多くの滝があったらしく、その中で磨崖仏の近くにある「男滝」は現在でも当時の名残を留めている滝で勇壮な流れの滝です。

 ここは通行止めになっていますが、通行止めの理由は滝脇の道路が崩落しかけているためでしようか、落石もあるようですので、十分注意したいものです。
 次回もお楽しみに では またね


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