たびびと

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もう一つのトイレの話 ホンジュラスの風

2010年02月27日 | ホンジュラスの風
ホンジュラスに公衆便所はない、ということをお話ししました。

路上でトイレに行きたくなったら、立ち小便をするか、民家やレストランの人に頼むということも書かせていただきました。

でも、バスターミナルや市場等には公衆便所がありました。
入り口に人がいて、トイレットペーパーを一切れ手渡ししてくれます。そのときに1レンピーラほど支払います。基本的に有料です。
定期的に掃除をしているようで、まあ何とか用がたせるレベルの清潔度です。
これは以前紹介をしたエジプト、トルコと同じシステムです。

空港やファーストフード店のトイレはやはりそれなりにきれいです。水もきちんと流れます。
さすがに、ファーストフード店のマニュアルはしっかりしています。それを徹底させるところもすごいです。ラテン人はとてものんびりしていて、あまり細かいことを気にしない傾向があるからです。
掃除をしっかりやろうと思えばやれるのだ、ということがわかりますね。

トイレで、忘れられない光景があります。

ある小学校でトイレ設備全てを改築していたときのことです。
日本なら、臨時のトイレが設置されます。
しかし、ここはホンジュラス。何と、仮設トイレがないのです。

子どもはどうしていたと思いますか?

学校の裏通りで用をたしていたのです。
低学年の女の子もそこを利用していました。
高学年の女の子は、さすがに羞恥心からできないようでした。

子どもが裏門を開けて外へ用をたしに行く姿を思い返すと、何となく、さみしさのような、むなしさのようなものを感じてしまいます。
でも、子どもたちは、そんな中、たくましく生きていくのです。


多くの方に楽しい旅をしていただければと思います。
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