たびびと

世界を楽しく旅しましょう!

世界遺産観光地から開発途上国まで、世界各地の心あたたまる、すてきな風をお届けします。

トイレのチップ エジプトの風

2010年02月20日 | エジプトの風
レストランのトイレに行くと、入口に置いてあるいすに女性が座っていました。

中近東のトイレ入口にはよく清掃担当の人が立っています。
掃除をしていることもありますが、基本的に入り口に立っています。
チップを待っているからです。

レストラン、博物館にもいることが多いです。そこで仕事をしていて、チップで生活しているのです。
ハイウェイ休憩所でのトイレは基本的に無料ですが、有料のところも一部あります。
つまり、半数以上のトイレは有料です。

清掃人がいるトイレは綺麗でピカピカです。日本の電車の駅の公衆トイレよりもずっと清潔です。気持ちよく使えます。
手を洗った後、何と手をふくためのちり紙を手渡ししてくれる方もいます。かゆいところに手が届きます。まるでVIPになった気分です。

今回利用したレストランでは、団体客なので基本的にチップは不要です。博物館などでも、必要ない場所があります。

「チップを支払うのかどうかをどうやって見分ければよいのだろう」
と疑問に思われるかもしれません。

心配後無用です。
エジプト人ガイドさんがトイレチップを払う必要があるかどうかを、各施設利用前に必ず教えてくれます。だから迷いがありません。トルコでもそうでした。

ギリシャでのトイレ利用は基本的に無料でした。同行する現地人ガイドさんもいませんでしたが。

個人旅行の場合はガイドさんがいませんね。
チップを払う必要があるかどうかの判断はどうすればいいでしょうか。そう、他の人を観察して、まねてみればいいのです。
言葉が通じる場合は、トイレに入る前に、現地の係員か道行く人に聞くと確実です。

歯をみがいているとき、入り口にいた、華やかなエジプト民族衣装をまとった10代後半あるいは20代前半の女性が、愛らしい笑顔を僕にふりまきます。

このレストランでのチップは必要ありませんでした。
でも、彼女の笑顔に心を動かされました。
というわけで、トイレを出るとき、わずかな小銭を手渡しました。

彼女は嬉しそうでした。

英語で、
「どこの出身ですか」
と質問しましたが、英語は通じませんでした。

僕の英語の発音が悪かったからかもしれませんが…。


多くの方に楽しい旅をしていただければと思っています。
応援のクリックをどうもありがとうございます。

人気ブログランキングへ