たびびと

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どんなときでも幸せに生きることができる 釈迦一つ目の質問

2010年02月11日 | こころの旅
まずは一つ目の話です。

釈迦の生きていた時代、プルナカシャパという釈迦の優秀な弟子がいました。

ある日のことです。

ブッダが、プルナカシャパという弟子に向かって言いました。
「プルナカシャパよ、お前ももう一人前になったから、どこか説法に出かけなさい」

プルナカシャパはブッダに質問をします。
「はいわかりました。どこに出かければいいですか」

「どこでもお前が好きなところに行きなさい」
ブッタは答えました。

プルナカシャパは少し考えると、
「わかりましたブッダ。では、私はあの地域へ行きたいと思います」
と返事をしました。

ブッダは答えます。
「そこはやめておいたほうがいい。なぜなら、あの地域はインドで最も危険な無法地帯だ。お前も知ってのとおり、私の弟子は誰一人そこへ行ったことがない。私の考えも浸透していない。もっと無難で安全な他の地域にしたらどうだ」

「はいブッダよ。それはよく存じております。だからこそ、そこ行きたいのです」
プルナカシャパの決心は変わりません。

そこでブッダは微笑みます。
「わかった。これから三つの質問をしよう。
その答えを聞いてから、決めることにしよう。

一つ目の質問だ。

その地域に行き、まず説法をしたとする。
その説法の後、その地域の人々にばかにされ、批判され、軽蔑されたらたらどうする」

プルナカシャパは答えます。
「私はその方々に感謝したいと思います」

「どうしてだ」

「その方々は、私をたたく力があるにもかかわらず、そうしないでくれたことに感謝します」


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