日韓は当時、盧泰愚大統領の訪日へ向けた協議をしていた。李大使の報告では村田次官は、大統領訪日が実現すれば、竹下登首相との首脳会談で皇太子殿下の訪韓問題を対外秘の議題として取り上げる方法もあると言及していた。

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韓国の国会議長が天皇陛下の訪韓と元慰安婦への謝罪を求める発言をしましたが

30年も前から皇太子殿下の訪韓が取り沙汰されていたんですね。

韓国からの要請もあったのでしょうが、日本の外務省がそれを望んでいたとは

驚きます。

外務省は今上陛下が韓国へ謝罪をされたいお気持ちが強いと考えていたのか

それとも皇太子殿下を利用しようとしていたのか。

しかし、これこそ天皇陛下や皇太子殿下を政治利用しようとしたと言えませんか。

因みに「日本の戦争謝罪発言一覧」によると多くの首相や官房長官などが

中国や韓国に謝罪の発言を述べています。

時には複数回謝罪している人も。

ただ天皇陛下に限っては謝罪の発言ではなく、「不幸」や「遺憾」との言葉です。

1984年(昭和59年)9月6日 - 昭和天皇

●1990年5月24日 - 今上天皇

この1990年の盧泰愚大統領の訪日を見据えての協議が上記外交文書なのでしょう。

(1989年に昭和天皇が崩御されたので盧大統領の訪日時に天皇に即位)


盧泰愚大統領を迎えての宮中晩餐会での陛下のおことばと大統領の答辞は次の通りです。

大韓民国盧泰愚大統領歓迎の宮中晩餐会のおことば(平成2年5月24日)

この時の答辞で盧泰愚大統領は次の言葉を述べています。

暗い時代は相対的に短い期間でした。
韓国国民はいつまでも過去に束縛されていることはできません。

盧泰愚大統領が日本記者クラブで会見した時の記録はこちら ↓

https://s3-us-west-2.amazonaws.com/jnpc-prd-public-oregon/files/opdf/132.pdf

われわれ両国間には、不幸だった一時期がありまし た。しかし、それは両国間の長い友好善隣の歴史か らすると、きわめて短い期間でした。

また迎賓館に陛下が訪れた時に盧大統領は次のような言葉を述べられたとか。

天皇陛下に、近いうちに、また天皇 陛下におかれて不便のない時期に韓国を訪れて下さ い、という意思をお伝えいたしました。

やはり韓国は天皇陛下の訪韓を望んでいたのです。

また盧氏は不幸な時期は極めて短い期間だったと、穏やかな言い方ですから

文在寅の強い反日姿勢、そして現在の日韓関係をどう思うでしょう。

※1998年10月8日にも今上陛下は金大中大統領に

「朝鮮半島の方に大きな苦しみをもたらし深い悲しみを心にとどめている」と述べています。

 

戦後日本の首相達はアジアの人達、特に韓国に対し

日本は酷いことをした。

植民地支配と侵略で多大の損害を与えた。

だからこの事について反省し、お詫びをすると言い続けてきました。

本当にそうですか。

 

今でも歴史問題で執拗に謝罪と賠償を求めてくるのは韓国です。

しかし当時、韓国は日本の一部でした。

そして日本は朝鮮半島を統治し未開の地、韓国を文化的な国にしました。

その事を無視するのですか。日本も韓国も。

植民地支配や侵略と聞いたら、欧米の人達はどんな時代を想像するでしょう。

米国の黒人奴隷を想像するでしょう。

東南アジアの国でも人を人とも思わず、家畜同様の扱いをした事を想像するでしょう。

 

日本は韓国にこれでもか、これでもかと謝罪をし続けました。

何度も謝罪されて韓国は勘違いしたのです。

何度も謝罪したのだから日本は朝鮮民族を虐めぬいたのだろう、

報酬ももらえず、こき使われたのだろうと。

 

では日本は竹島を奪われ、その過程で漁民の死傷者が出た事、

そして漁船が拿捕され、漁民が抑留され虐待された事を問題にしましたか。

日韓首脳会談の都度、謝罪を要求しましたか。

賠償を求めましたか。

 

私たち日本人自身が過去の歴史を知るべきです。

韓国への度重なる謝罪や賠償要求をおかしいと思うべきです。

何度も日本の首相達が韓国に謝罪する必要があったのか。

 

原点に戻って、あの時代の社会常識、そして統治が本当に不当だったのかを考えるべきではありませんか。

また天皇陛下の訪韓はどんな結果をもたらすのかをよく考えるべきです。

それにしても今、安倍政権で良かったと思わずにはいられません。

民主党政権だったなら、天皇陛下の訪韓を食い止められなかったも分りません。

そして天皇陛下が訪韓し韓国に謝罪したかもわかりません。

それを思うと、一度やらせてみようなどと、安易な気持ちで議員を選ぶべきではないと切に思います。