先日、和歌山に帰省しました。
今は参院選の真っ只中で、鶴保議員のバカ発言が自民党票を減らす一因にもなりそうですが、
和歌山の政治家と言えば、何と言っても二階俊博さんです。
とはいえ、全国的には親中過ぎて評判が極めて悪いです。
そんな二階さんですが、和歌山県南部に住む者にとっては有難い存在でした。
何と言っても和歌山南部は陸の孤島。
大阪からの交通の便が悪い。
特に道路の整備が遅れていて、県南部の者にとっては大阪までの高速道路延伸が悲願でしたが、
二階さんのお陰で高速道路が整備されたと喜んでいるのも事実です。
といっても二階さんの力で高速道路が整備された確証はありませんが・・・・。
そんな高速道路ですが、かつては道路沿いの樹木は綺麗に剪定され、雑草も刈られ、
料金所周辺は芝生や花が植えられて、整備されていました。
ところがここ最近はコストカットなのか、はたまた人員不足なのか、
道路沿いや中央分離帯の植木の手入れはあまりされず、草が蔓延っているのが現状です。
また、道路から観る景色、野山の樹木の形態が変わって来ています。
つい最近まで白浜のパンダが話題になっていましたが、
パンダはグルメなのか、エサの竹にも好みがあるとかで、
特に岸和田市の竹が好みらしく、白浜から岸和田まで竹を採りに行っていたと聞きます。
※これですね。⇒ Panda Bamboo Project | 岸和田市
それがパンダが居なくなったからでもなく、それ以前から岸和田周辺の竹林が目立っています。
というか、そのうち山々の木が竹に代わるのではと思うほどの勢いです。
なんか、異常なほどの増え方です。
そこで調べると・・・
1年前の記事です。この時はパンダ返還の話はなかったですが、
始まりはパンダのエサ 広がる「放置竹林」活用の輪 アート作品に変化、広がる芸術の輪
やっぱり竹林は拡大しているようです。
そしてそれは環境にも悪く、災害の原因にもなるとか。
今までの自然が変わり、植物の宿性も変わり、行く行くは私たちの生活にも影響があるでしょう。
ですから竹林も放置されると山が荒れ果て、自然の生態が変化し、様々な事に影響を及ぼしそうです。
また竹林の他には葛の蔓延も目につきます。
こちらは日本からアメリカに運ばれ、今は大迷惑な植物になっているようです。
というか、日本でも他の植物に巻き付いて弱らせたり、時には電柱に巻き付いたりします。
反対にアメリカから観賞植物として輸入されたのがオオキンケイギク。
こちらも繁殖力が強く、日本固有の植物に悪影響を与える為に今では栽培禁止で罰則もあります。
一旦植えたら最後、中々取り除けない厄介な植物です。
それだけ強健であり、刈り取っても根が残る為に中々全部駆除するのは困難です。
でも・・・
一網打尽にするほどオオキンケイギクを駆除する必要がありますか?
花粉症を引き起こすでもなく、北海道で見つかった植物の様に毒がある訳でもないですし。
すみません。
こんな事を言うと、お叱りを受けると思いますが。
わかっていますよ。自然環境に理解が足らないのは分かっています。
でも、オオキンケイギクを目の敵にして駆除するほどのものかと思うのです。
花粉症の原因にもならないですし。それより何よりきれいじゃないですか。
わかっています。
綺麗だからと持ち帰って自宅で栽培するのは違法だと分かっています。
ですから、庭に植えようとは思いませんが、それでもそこまで厳しくしないといけないのか、
なんて思うのです。
それよりも竹や葛のように自然破壊に繋がる植物をどうにかする方が先決ではと。
時代に逆行しているのは重々承知しています。
オオキンケイギクは駆除しないと大変な事になるだろうとは思いますが、
それでも、何だかなあって思います。
あと、タカサゴユリも高速道路沿いでよく見かけます。
こちらは繁殖力がやや落ちるからなのか、特に制限がない様です。
他に紫陽花の葉には毒がありますし、
あと良い匂いがするニオイバンマツリにも毒があるのを最近知りました。
そうそう、スイセンの球根に毒もありますし、夾竹桃も毒があったような。
そんな事を考えると、オオキンケイギクは毒も無いのに忌み嫌われ、人間の目の敵にされてお気の毒、
って思ってしまいます。
パンダから竹、そして葛にオオキンケイギクについてのお話でした。