
大和君が発見された陸自の宿営施設。左側のマットレスで過ごしていた(3日午後、北海道鹿部町で)=清水健司撮影 【読売新聞社】
(読売新聞)
「大和君」の呼びかけに、男児は大きくうなずいた――。
北海道鹿部町の陸上自衛隊演習場の宿営施設で3日、行方不明から6日ぶりに見つかった田野岡大和君(7)。両手足に軽い擦り傷を負った程度で命に別条はなかったが、発見現場は父親らと離れた地点から北東に直線距離でわずか5キロ。捜索にあたった関係者の間に、反省の声が広がっている。
「扉を開けたら、男の子が目の前にいた」。第28普通科連隊(函館市)の掛川勇一陸曹長(52)はこの日、報道陣の取材に、こう当時を振り返った。
「おなかすいているかい」と聞くと、「うん」と答え、他の隊員が持っていたおにぎりを受け取った。「右手におにぎり、左手にお茶を持って勢いよく食べていたので、喉を詰まらせるのではと心配になった」という。さらに、「みんな怒っていないから、今日はおうちに帰ろうね」と話しかけると、大和君は「うん」と安心した表情を見せた。
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田野岡大和君、無事見つかってよかったですね。
行方不明から発見されるまで、色々な意見がありました。
でも、かすり傷程度で無事だったことを喜びたいです。
ま、子供って十人十色、色んな子供がいます。
親も、色々な考えの方がいます。
大和君の父親を批判する人は概ね聞き分けの良い子を育てたのでしょう。
子供って聞き分けがいい子供ばかりじゃないですし、
子育ての親御さんは理想通りな育て方を出来る人ばかりじゃありません。
勿論虐待は絶対許されないのは言うまでもありませんが・・・・・。
最近になって、私も子育てについて反省することが多いです。
子供たちが家庭を持ち、離れて暮らすようになり、
次の世代に継いだという世代交代みたいのを感じて
子育てについて色々考え、反省することが多くなりました。
あの時、あれで良かったのか、
あんなひどい事をして悪かった、とか・・・・。
私たちの世代は子供が言う事を聞かなかったら、家から閉め出す親っていました。
私も子供が言う事を聞かなくて、家から閉め出した事が1度あります。
大和君と同じ年頃でした。
その時、お友達のお母さんが
「〇〇ちゃん、フェンスのところで1人で遊んでいたからどうしたの?て聞いたら
『お母さんに怒られたから。』って。」
「はよう、家に帰ってお母さんに謝り」って言ったよ。」
って教えてくれたことがありました。
あれから20年以上経ちましたが、今思い出すと切ない気持ちになるんですよね。
あの時は、これで許したら子供は言う事を聞かなくなる、との思いでしたが
子供自身には叱られた理由もよくわかっていなかったかもしれません・・・・・。
今回の置き去り行方不明事件、お父さんの気持ち、よくわかります。
何度言い聞かせても、大和君、悪戯を繰り返したのでしょうね。
そして、こんな大ごとになるとは思ってもいなかったでしょう。
尾木ママとかがかなり痛烈にお父さんを批判していたみたいですが、
もう十分じゃないでしょうか。
お父さんも今回の事で反省もし、親として成長したと思いますよ。
気になるのは、大和君の心の問題です。
自分は親に捨てられた、見放されたとの思いが記憶に残ることが心配です。
中高生になって、今回の事件を思い出し
「どうせ、俺は親に捨てられたことがあるんだから」と、何かの言い訳にしないとも限りません。
そうならないように入院中の今、十分なカウンセリングが必要だと思います。
お父さんは大和君の事を思っての行動だったこととか、
大和君が悪いことをするのを心配しての行動だったんだよ、とか。
今後、大和君とお父さん、そしてお母さんやお姉ちゃん達と変なわだかまりがないよう
家族内でギクシャクしないよう、フォローが必要だと思います。
※一連のニュースで毎日新聞だけが「君付け」でなく「さんづけ」なのか気になりました。
一時、男女同権だと言って、男の子にも「さん付け」にし、
出席簿も男子が先で女子が後なのはおかしいと、男女ごちゃまぜにした時期がありました。
小学校低学年の男子に「さん付け」はちょっと違和感を覚えます。
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