岸田外相は10日午前の閣議後の記者会見で、中国軍艦が沖縄県の尖閣諸島周辺の接続水域に入り、中国国防省が尖閣を「中国固有の領土」などと主張したことについて、「尖閣諸島は国際法上も歴史的にも我が国固有の領土だ。中国側の独自の主張は全く受け入れられない」と反論した。
そのうえで、「米国をはじめ国際社会と連携し、中国側に緊張を一方的に高める行為を行わないように求めていきたい」と述べた。
これに関連し、菅官房長官は10日午前の記者会見で、米国務省が尖閣諸島は日米安全保障条約の適用範囲内だとの認識を示したことについて、「日米間では首脳会談などで安保条約の適用範囲と確認している」と歓迎する意向を示し、今後も日米間で連携して対応する考えを強調した。
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中国は今まで尖閣諸島周辺に海警局の公船を航行させ
日本に圧力をかけていましたが、徐々にその圧力を強め
昨日未明には海軍艦を接続水域に侵入させました。
日本の出方を窺い、隙あらば一挙に上陸という事なんでしょうか。
日本の対応は午前2時という非常に遅い時間に駐日中国大使を呼びつけて抗議したようです。
未明に呼び出すのですから、対応が早いと言えますが、
抗議だけというのも、いつものパターンという気がして、中国に実効性があるとは思えませんね。
ただ、今回は今までと違い海軍艦ですから、巡視船が侵入したのと訳が違います。
その事に官邸は危機感を持っているようですが、私たち国民は?というと
舛添政治資金流用事件ばかりで、中国軍艦が尖閣諸島周辺を航行したニュースは
殆ど報じられていません。
日本政府も、日本固有の領土というのなら、もっと毅然とした態度を取り、
湾口の整備をするとか、自衛隊員などが常駐するとか、
もっと目に見える、日本領だと訴える行動をとるべきではないでしょうか。
抗議するだけ、それだけでは尖閣諸島が日本領と主張するには弱いんですよね。
また日米で尖閣諸島に中国が上陸したことを前提とした訓練をしていますが
一旦上陸視されたら奪還するのは難しいのではないかと思います。
双方に死傷者が出ない為にももっと早く決断すべきでした。
中国漁船衝突事件や香港活動家上陸事件の時が好機でしたが
上手く対応できず、どちらも簡単に釈放してしまっています。
なんとまあ、折角のチャンスだったのに、政府の失態です。(民主党政権下でした)
日本領だと主張するに足る証拠があるのに、
無用の混乱を避ける為か、事なかれ主義の為なのか、
常ににらみ合いの状態が続いています。
いつかこの均衡が破られる時が来るでしょう。
その時の判断を誤れば、尖閣も竹島同様取られてしまうのです。
そうならない為にも、毅然とした態度をとってもらいたいです。
まずは湾港の整備と自衛隊員の常駐を考えるべきではないでしょうか。
後で地団太踏むような事にならない様、先を越される前に行動してもらいたいです。
※参考
1海里=1.852km
12海里=22.224km (領海)
24海里=44.448km (接続水域)
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