【2016参院選 青山氏出馬会見詳報(下)】「落ちてもいい」「私たちの憲法を」「今の政党政治は同じ穴のムジナ」
民間シンクタンク「独立総合研究所」社長でジャーナリスト、青山繁晴氏(63)は以下のように会見を続けた。
「落ちるなら落ちたらいい」
−−選挙活動は、関西に絞ってするのか
「違う。神戸に生まれ、共同通信をやめて、大阪のテレビの選挙番組に出たのが最初。僕と視聴者と国民の間をつないだのは関西のテレビ、ラジオ、新聞だからここを拠点にする。札幌から沖縄まで、本当は北方領土、釧路から沖縄まで行きたい。選挙資金は共同通信の退職金を使う。スタートは大阪でやりたかった」
−−具体的にどこから票を取るのか。支持団体は
「ないです。参院選挙が団体支援でおかしくなっている。比例区は本当はそんな趣旨ではないでしょ。本当に団体が支えたいならいいけど、既得権益を守るための団体になっているから。団体の支援は受けません。どこから票が出るかとか考えてない。落ちるなら落ちたらいいんです」
−−総理からはこれをやってほしいとかは
「ないですね。総理の言葉は、さっき紹介したのがほぼ全部。前触れもなく、突然にかかってきた。友情関係じゃないので、何でこんな電話かかるのかなと正直思った。ただし、口調は真剣だった」
「私たちの憲法作るべき」
−−消費増税の先送りについてのスタンス、憲法改正についてはどうお考えか
「延期というやり方は間違いと思う。財務省との妥協でやるんじゃなくて、少なくとも凍結、本来は減税だと思う。憲法改正は96条の改正手続きを踏んだ上で、私たちの日本語で憲法を作るべき」
−−消費増税については、自民党の公約や政策とずれる
「僕は何も変えない。会見がきっかけで公認が出ないなら、それでもやむを得ない、それでもいい。しかし、公認が出ないからといって、それまでの主張を変えるような人が政治家になること自体、おかしい。それは、党議拘束という政党政治のルールとは別問題。人間の志の問題」
−−他党から出ることを検討したことは。他からの打診は
「打診は全くない」
−−1期6年だけということは、安倍首相も了承しているか
「安倍さんには言ってない。電話が短かったから。安倍さんの意をくんで、僕に言ってきた世耕官房副長官には『1期しかしないがいいか』ということは確認した。もちろん結構です、と」
「『わが党のために』といわれたら、絶対出てない」
−−なぜ、自民党か
「決心して1度安倍さんと数分間会った。直接、総理の目を見て申し上げたのは、あの電話で安倍総理が一言でも『わが党のために』といわれたら、絶対出てないということ。そこは肝心なところであって本来、政党政治は、政党のために政治をやるんじゃなくて、考え違うけれども、いろんな人が集まり、民の願いを実現するのが本来のまつりごと。わが党のためにという政治になっているから、申し訳ないけれども、民進党も、共産党も僕にはそう見える。自民党も同じ。その意味では、今の政党政治は、同じ穴のムジナになっている」
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青山さんと関西の繋がりは強く、
関西テレビ「スーパーニュース アンカー」で毎水曜日にニュース解説を長い間担当していました。
この番組では私も含め、多くの方が青山さんに考える事の大事さを学び
そして毎週この時間を楽しみにしていたと思います。
そういう事もあってか大阪で記者会見を開き選挙戦のスタートを切りました。
消費税の事、憲法の事・・・・。
自分たちの手で自分たちの願いを実現する事を目的とし
そして自民党からの出馬ですが、自民党の為に働くのではない。
国民の願いを実現する為、国民の為に働きたい
そう考えて出馬を決断したようです。
折しも今日は舛添東京都知事の最終登庁日でした。
その為か夕方のテレビでは舛添都知事の事ばかりやっていました。
どこかの局で青山さんの記者会見をやっていないかと思いましたが、
政治関係は舛添一色でした。
公私混同、政治資金流用の舛添氏と
金には頼らない清廉潔白な政治を目指す青山氏の立候補表明が同じ日とは
何だか皮肉ですね。
青山氏が当選し、腐敗した政治を変える切っ掛けを作ってくれるのではと期待します。
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