安倍晋三首相は27日の衆院本会議で、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」による日本人殺害脅迫事件をめぐる政府が適切に対応していることを強調した。野党各党も人質救出を優先し、政府・与党と足並みをそろえると表明していたのが、ふたを開けてみれば批判交じりの質問が目立ったからだ。
「昨年8月と11月に、官邸に連絡室、外務省に対策室、ヨルダンで現地対策本部を立ち上げ、情報収集や協力要請を行ってきた」
首相は、イスラム国に拘束された湯川遥菜(はるな)さんと後藤健二さんが行方不明になった直後から対策を取ってきたと主張した。
だが、これは菅義偉(すが・よしひで)官房長官が27日の記者会見で「事案の性質上、非公表だった」と釈明したように水面下で進められてきた。あえて首相が公表に踏み切ったのは、政府対応を批判する質問が続いたからだ。
民主党の前原誠司元外相は代表質問で「人の命が関わる問題に与野党の違いはない」と前置きしつつも、首相が中東で表明した人道支援について「犯行声明に引用されている。リスクをどう想定していたのか」とたずねるなど支援表明がイスラム国の犯行につながったと言わんばかりの口ぶりだった。
首相は「国際社会の一員として当然の責務を果たした。テロリストの脅かしに屈してしまうと周辺国への人道支援はできなくなる」と反論した。
安倍政権のイスラム国対応は24、25日に実施した産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)の合同世論調査で約6割が「取り組みは十分だ」と評価した。そのせいか、首相も黙ってはいなかった。民主党が集団的自衛権の行使容認などで党内の意見をまとめきれないことを念頭にこうやり返す場面もあった。
「単なる批判の応酬ではなく、政策の違いを明らかにして正々堂々の論戦を行う。民主党のみなさんとも建設的な議論をしたい」
***********************************************************
日本人がイスラム国というテロリスト集団に人質として囚われている今、
国会議員は何を議論すべきだと思っているのでしょう。
一致団結して解放に取り組むべきだって言ったじゃないですか。
それを安倍叩きですか。
人質事件を利用して安倍叩きとは卑怯です。
イスラム国に限らず、テロリストたちは日本人の危機管理の程度を見ているでしょう。
国会議員は自分たちの議論を テロリストに見られている自覚はありますか?
イスラム国は 日本の弱点を探り、次の脅しを考えているかもわかりません。
そもそも湯川さんは自分の会社に箔を付ける為、軍事の訓練の為危険地域に入りました。
後藤さんはその無鉄砲な湯川さんを救出する為、危険地域に入りました。
二人ともテロリストが管理する超危険地帯に自ら潜入したのです。
人道支援でもなく個人的理由だったのです。
外務省は世界中の危険地域の表示を地図上に色分けし

退避勧告、渡航注意情報を出しています。
にも拘らず、渡航する国民をどうすれば守れるのか、
テロリストに立ち向かうにはどうすれば良いか、
そういう議論をすべきではないでしょうか。
国会議員は一般の国民とは違います。
そして政府首脳は国会議員と立場は違います。
公表出来る事とそうでない事があります。
何でもかんでも喋っては人質救出に失敗する場合もあります。
一般国民でも理解している事を追及する野党議員の浅はかさ。
人質事件に神経をすり減らしている政府首脳達に無用な質問をする野党たち。
安倍首相を窮地に立たせるのが目的の議論はもう止めてもらいたい。
今も、報道ステーションで前原氏がくだらない質問をしている様子を映してます。
民主党はどうすれば良かったと言うのでしょう。
野党は安倍首相を非難するのが使命ではありません。
何とか今の窮地から抜け出す為に何をすべきか考えるべきです。
今後、日本としてどうすればいいか議論すべきです。
