パリーグ優勝にマジック1としていたソフトバンクは、オリックス戦(京セラD)の試合中、2位の日本ハムが4―6で西武(ベルーナD)で敗れたため、この試合が終わる前の優勝が決定した
ソフトバンクはその直後にオリックスを9―4で下し、優勝に花を添えた。
ソフトバンクは、パリーグの常勝球団として常に優勝候補に上げられていたが、この3年はオリックスに3連覇を許し鼎の軽重を問われていた。
2軍監督から満を持して就任した小久保裕紀監督は、就任1年目でさっそく優勝を成し遂げた。
今季はフリーエージェントで加入した山川穂高が32本塁打を放ち、打率3割超の近藤健介らと強力打線を誇った。13勝の有原を中心とした先発陣も支えた。4月4日から首位を譲らず、6月に独走態勢を築いた。
一方、3連覇をしたライバルのオリックスが、絶対のエース山本由伸、打の柱吉田正尚が大リーグへ転出し戦力の低下により凋落したこともソフトバンクの復帰に大きく関係したようにも思われる。
ただ、日本ハムとの対戦成績は11勝11敗の五分になっており、新庄剛志監督はクライマックスシリーズでソフトバンクを破り日本シリーズ進出の野望を抱いている。「関連:2023年11月6日」