今朝(日本時間午前4時10分)行われたドジャースの最終戦、対ロッキーズで大谷翔平が三冠王への最後の挑戦、同時間に行われている打率で4厘差のパドレスの首位打者アラエスの打席を横目に見ながら打席に立った。
2打席目までは互いにヒットが出ず、3打席目、大谷は凡退したが、アラエスは二塁打を放ち2年連続200安打に到達、打率.314とし、3季連続タイトルに大きく前進した後、六回の守備で交代し、大谷の逆転は絶望的となり大谷の三冠王は成らなかった。
結局、大谷は、4打数1安打1盗塁。打率.310でリーグ2位、54本塁打、130打点を記録し、ホームラン王は、昨季のアメリカンリーグからナショナルリーグにまたがり2季連続となった。
打点王は自身初。本塁打、盗塁に打率を3割に乗せてトリプルスリーを達成した。
また、八回に右前打を放ち59盗塁目となる二盗に成功。本塁打と合わせ、「54-59」を達成した。
大谷は、9月の終盤直前に一時打率が2割8分代に落ち込み、最終番に猛ダッシュを掛けて驚異的に打率を上げたが、結局、一時ヒットが出なかったことが最後に響きずっと首位にいたアラエスを捉えることができなかった。
今季の大谷は打撃のみの一刀流に専念、史上初の「54-59」を達成、打撃10部門でトップになるなど圧倒的な打棒と走塁でファンを歓喜させた。
しかも、リハビリ、ドジャースへの移籍、水谷通訳の詐欺事件、結婚とめまぐるしい状況の変化にも関わらず、自身のキャリアをほとんど塗り替えるなどの活躍は超人的とも言える。
来季は、再び投打の二刀流復帰が確実で、レギュラーシーズンのスタートは東京ドーム。再び投打でどのような活躍をするのか今から待ち遠しい。
その前に、ドジャースは10月5日からリーグ優勝を掛けての戦いが始まる。そのために常勝ドジャースに移籍したという大谷が、自身が求めたヒリヒリするような試合に臨みどのような活躍をするのか。
ドジャースは、2020年以後、4年ぶりに8度目のワールドシリーズを制すことができるか。大谷の今季最後の活躍に期待したい。「関連:9月23日」