アメリカの大統領候補の共和党トランプ前大統領がペンシルベニア州の演説会場で演説中に狙撃され負傷した。
トランプ氏は撃たれた直後シークレットに囲まれて車に逃げ込んだが、その際、右腕を上げて気丈ぶりを見せつけた。
20歳とされる地元在住の容疑者と共犯者はその場で射殺されたが、観衆1人が死亡、数人が怪我をした。
2020年の大統領選挙後に、アメリカ連邦議会が襲撃された事件を煽ったのはトランプ氏だと誰もが思っているが、トランプ氏はこれを否定していて現在まだ裁判継続中だ。
暴力を煽り、アメリカ社会を分断した張本人のトランプ氏が自ら凶弾を受けたことは皮肉な状況だ。
トランプ氏の襲撃事件は、大統領選挙にどのような影響を与えるのか。まだ判断はついていないようだ。
バイデン大統領が民主党内から立候補を辞退するよう日増しに圧力を掛けられている中で、襲撃されたトランプ氏は同情されてますます有利になるのか、それとも運が落ちて失速に繋がるのか。今後の世論調査を見ないと分からない。
今回の襲撃の目的は何だったのか。アメリカはトランプ氏が大統領に返り咲くと、アメリカファーストが復活し、自ら世界から孤立する道を歩む可能性が高い。
特にウクライナ支援が弱まり、ロシアが野望を果たし、EUは大きな脅威に苛まれる可能性が生まれそうだ。
現在、EUは、モシトラを想定しNATOは独自のウクライナ支援を模索している。トランプ氏襲撃はこのような危機的状況と無関係なのか。
また、アメリカの銃規制問題も、国論を二分している。トランプ氏は銃社会存続の急先鋒の1人と言える。今回、自ら銃撃されても銃規制についての持論は一切変えないだろう。「関連:6月29日」
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