政府・与党は、前川喜平前文科省事務次官の加計問題に対する決死的な政権横暴の暴露によって失われるイメージダウンを免れようと、なりふり構わないふるまいを示している。
政府・与党に後ろ指を刺されるようなことがないという自信があれば、野党が要求している前川氏の証人喚問を堂々と受けるべきではないか。
それを拒否していることは、暗に前川氏の暴露の正しさを認めていることと同じことだ。これは森友問題で安倍昭恵さんの証人喚問を拒絶していることも同じことが言える。
今回の、前川氏の暴露について一部に、現役の時には言わず、辞めてから言うのは卑怯だとする批判があるが、若し、現役の時に暴露したら直ちに立場を失うことに繋がり無理な話だ。むしろ、現在の役所はそれだけものが言えない暗黒の世界になっていることを物語っている。
それよりも、菅義偉官房長官の前川氏に対する人格攻撃は、権力を笠に着た強者の立場からの強圧であり、卑怯で品格がない。菅氏の殿安倍晋三首相への忠節を尽くそうとする見苦しいふるまいで彼の人格の薄さを表している。
また、森友、加計問題の真相は分かっていながら、誰一人ものを言わない自民党、公明党、維新の会の議員の情けなさは、今の日本の政治のレベルの低さを物語っている。「関係:5月26日」
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