アメリカのトランプ大統領は、ロシアゲート事件とも呼ばれるようになった、ロシアとの疑惑を特別検査官に追及される身となって初めての外遊に飛び立った。外遊の最後はイタリア・シチリア島で行われるG7となっている。
トランプ大統領は、特別検察官に捜査される事態に対し、魔女狩りにあっているとぼやき、2つの疑惑を全面否定しているようだ。
一方、トランプ大統領を援護するように、ロシアのプーチン大統領は、例えば、トランプ大統領がロシアのラブロフ外相に機密事項を漏らしたという疑惑について、ラブロフ外相から「何も報告は受けていない。もし本当ならラブロフ氏を叱らなければならない」と皮肉ったとのことだ。
しかし、先のアメリカ大統領選挙では、ロシアからヒラリー・クリントン陣営に選挙妨害のサイバー攻撃があったなどと報じられ、異常な状態だったことは確からしい。
ウオーターゲート事件のニクソン大統領や、ホワイトゲート事件のビル・クリントン大統領が、特別捜査官の捜査を受けたのは、あくまで国内での疑惑解明のためだったが、今回は、アメリカとロシアという2大大国を股にかけてのスキャンダルだ。
トランプ大統領も一筋縄ではいかないが、ロシアのプーチン大統領はそれに輪をかけた強者だ。敏腕と言われるモラー特別検察官がどう真相解明を果たすか、場合によっては、トランプ大統領の弾劾に繋がりかねない問題だけに世界の注目が集まっている。「関連:5月19日」
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