正さん日記

世の中思いにつれて

袴田事件、再審で検察側死刑求刑、弁護側無罪主張。無罪判決可能性高い結審は9月26日

2024-05-23 10:52:12 | 社会

 5月22日、1966年6月に静岡県清水市(現静岡市)で一家4人を殺害したとして、強盗殺人などの罪で死刑が確定した袴田巌さん(88)の15回目のやり直し裁判(再審)が静岡地裁で行われた。

 検察側は死刑を求刑、弁護側は無罪を主張、結審は9月26日に行われることになった。

 最終弁論でも、検察側は味噌樽に隠されていたとする袴田さんの5点の衣類を証拠に上げたが、弁護側は化学的検査によっても血痕が残るはずがなく、捜査機関の捏造だとして批判した。

 今回の裁判には、被害者の孫の心情を記した文書も読み上げられた。

 一方、袴田さん側は心身膠着状態の巌さんに代わって姉のひで子さんが最終意見陳述を行い、ひで子さんは「58年闘い続けてきました。弟・巖をどうか人間らしく過ごさせてくださいますようお願い申し上げます」と述べた。

 袴田事件は5回目の再審となったが、今までの4事件は総て無罪判決、今回も無罪となる可能性が高いとみられる。

 再審公判の判決は9月26日に言い渡される予定だが、高齢の姉弟や関係者にとっては最後の長い4か月になる感じだ。「関連:2023年10月27日

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