すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

お盆の墓参りと吉永小百合さんの原爆詩の朗読

2018年08月14日 | 日々思うこと

お盆の昨13日は朝から雷雨に見舞われ、11時過ぎに檀家の住職が家にお参りに来た後、雨の中を墓へ出かけることにしました。駅裏の寺の墓地への長い階段は傘を右手にお花などを持ってやっと到着で、これではロウソクの灯が消えてしまうと思っていたら雨が小ぶりになってきました。

我が家の墓の次は車で数分の「タンク山」といわれる親戚の墓への移動で、また雨が降り出してきました。木立の向こうに高速道のトンネルと北陸新幹線高架橋を見ることができました。

雨の中での墓参りは珍しく、ずぶ濡れになっての帰宅です。しばらくすると甥っ子3人が墓参りの帰りに立ち寄って仏壇にお参りで、この間まで子どもだった甥っ子らはあっという間に社会人です。

今日の夕方は西の空が茜色で、山の方には入道雲です。映画『風立ちぬ』の主題歌、松任谷由実さんが唄う「♪ひこうき雲」を口ずさみながら、ふと原爆キノコ雲を重ねました。
 
福島原発事故後の2011年10月に公開の吉永小百合さんのイギリスオックスフォード大学での原爆詩の朗読会が今またネットで広がっています。 ピアノ伴奏の坂本龍一さんも「核と人間は共存できない」と訴えています。
吉永さんの朗読はいつも峠三吉の詩から始まっています。
 『序』    峠三吉
ちちをかえせ ははをかえせ
としよりをかえせ
こどもをかえせ

わたしをかえせ わたしにつながる
にんげんをかえせ

にんげんの にんげんのよのあるかぎり
くずれぬへいわを
へいわをかえせ

https://www.youtube.com/watch?v=lEalWrdso8w

戦争の悲惨さを伝えていくことが今を生きる大人たちの責務の8月、明日は73年目の8月15日、“わたしにつながる”上越の娘家族がやって来ます。