すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

福島原発除染廃棄物と“明治復活”を願うアベ首相

2018年08月20日 | 地震・原発

今日は月曜日、隣りの孫たちは吹奏楽の部活動で久しぶりに登校です。またお盆休みも一段落で今日から仕事始めの人たちも多いことでしょう。私は高校野球準決勝の金足農と日大三(西東京)を観戦で、何と無欲で闘ってきた秋田県勢は103年ぶりの決勝進出の快挙で、明日の決勝戦も目が離せません。

目が離せないといえば本日、環境省は東京電力福島第1原発事故に伴う福島県内の除染で取り除いた土や廃棄物を保管する中間貯蔵施設(大熊町、双葉町)の敷地内で、大熊町側にある焼却施設が、町外から搬入した除染廃棄物の焼却を22日に始めると発表です。焼却によって廃棄物の容量を減らす方針ですが、大量焼却で大気に排出される煙りが気になります。

また溜まり続ける放射性物質トリチウム水について、約920万トンで約680基のタンクがあり、原子力規制員会の更田豊志委員長は唯一の方法として、早期の海洋投棄を求めていることが東京新聞webから伝わってきました。

昨日の司馬遼太郎さんについて、新潟のブロ友Kさんより「日本会議系の人たちに悪用され、誤解されていますね」という意見がありましたがご指摘の通りです。特に『坂の上の雲』でアベ首相は“明治復活”の旗印にしていますが、司馬さんは「軍国主義を煽る」と封印の遺言を遺しています。

このことについて、2015年11月12日のLETERAで詳細に書かれていました。本文最後に『こうした司馬の警鐘もむなしく、現在、戦後民主主義を否定し明治が日本の理想かのような思想がはびこっている。安倍首相は、強かった明治日本という幻想を現実政治に持ち込み、日本を再び戦争のできる国に変え、教育勅語まがいの道徳教育を押しつけ、さらには大日本帝国憲法を彷彿とさせる憲法改正を目論む……。明治の日本を取り戻すべく着々と歩を進める、安倍首相。「俺のやろうとしていることは、『坂の上の雲』だ」とでも思っているのだろうか。自身の作品が最も怖れていた方向、ナショナリズムとミリタリズムの旗印とされているこの状況に、司馬は草葉の陰で何を思うのか。』と・・・。http://lite-ra.com/2015/11/post-1671.html

一年前の私は、夏の青空のない8月と綴っており、記録とは時間の経過と共に貴重なものだと実感する終日です。