すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

今こそ脱原発で地球に優しい発電を・・・

2019年09月09日 | 地震・原発

昨日の高レベル放射性廃棄物の地層処分の続きです。説明会では地層処分を行う場所を選ぶ際の科学的特性を考える必要などを映像で説明でした。高レベル廃棄物を4万本以上のガラス固化体にし、地下300メートルに埋設するとのことで、その場所もさることながら地層処分事業は約3兆8000億円と気の遠くなる費用です。

会場では参加者の個人情報保護などを理由に、録音やカメラ撮影が禁じられていたことで、橋爪法一上越市議はいつものようにイラストをさらさらと、見上げるまでの特技です。

ところで「Q&A」資料では、原子力発電コストは他のエネルギーよりも一番安く示され、再生可能エネルギーについては他の電源よりも発電コストが高いとし「発電量は天候に左右されてしまう」、さらに「日本の電力系統に円滑につなぐことができない」と問題ありとされています。何だかバカにされたような記述にビックリで、地元の姫川水系の水力発電所のことが頭を過ぎりました。

東京発電(株)糸魚川水力発電所はS30年に運転開始の水路式発電所ですが、約100メートルの落差で発電される約2億8千万KWHの電気量は一般家庭約7万8千軒に相当し、二酸化炭素(CO2)を排出することなく放射性廃棄物も出ない地球に優しい発電所です。また大規模なダム式発電所とは違い初期投資も比較的少なく、何よりも60年以上も運転していることに目を見張ります。

2017年7月28日、経済産業省資源エネルギー庁により提示された「科学的特性マップ」で、糸魚川市は「輸送面で好ましい地域」と位置付けられましたが、フォッサマグナ静岡構造線のことは考慮されていないことを疑問に思い職員へ伝えました。マップはNUMO原子力発電環境整備機構のHPで見ることができます。https://www.numo.or.jp/kagakutekitokusei_map/

台風15号は記録的な暴風で首都圏を直撃し、日本列島を離れました。今日は午後から厳しい残暑の中を先ず、九条の会糸魚川の役員会へ出かけ、終了後には同じ会場で憲法共同センター拡大役員会と続き、暑さもあってバテ気味です。5時を過ぎての帰途、姫川左岸堤防沿いの姫七水力発電所の放水口から“お役目”を終えて本流へと流れる大量の水に気分も爽やかで、ますます水力発電を好ましく思う一日です。