すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

高レベル放射性廃棄物の地層処分についての説明会へ

2019年09月08日 | 地震・原発

今日も朝9時にはすでに気温32度で厳しい残暑の中、上越市立高田図書館へと車を走らせました。最初の目的は小川未明文学館で本日まで開催の『大橋秀三建築展』で、館内に大橋先生がおられて娘と一緒に数々の作品の説明を聞くことができました。大橋先生は樹下美術館の設計者ですが、時々出かけるオーガニックの「冬の日」のお店と隣接するオーナーご自宅の設計も15年前に手がけていたことが分かりました。

娘と別れて、午後1時30分からの上越文化会館中ホールでの原子力発電環境整備機構NUMO(ニューモ)主催の『科学的特性マップに関する対話型全国説明会』へと急ぎました。申し込み制で事前にNUMOのHPに目を通して、高レベル放射性廃棄物の地層処分についての説明に臨みました。

本日の上越会場で100回目という対話説明会には30人近くの参加で、4つのテーブルに分かれて最初は映像による地層処分の説明(資源エネルギー庁・NUMO)で、次に各テーブルでの質疑では「できるだけきめ細かくお答えするため」にとスタッフ職員3名が入って進められました。  

会場内では録音・撮影は禁止となっており、帰宅して資料の一部を撮りました。

配布された資料の一つ「よくいただくご質問への回答Q&A」(経済産業省資源エネルギー庁・NUMO作成)での質問、「原子力発電が動いていなくとも電気は足りているのでは」や、「原子力発電のコストについて」、「再生可能エネルギーについて」などの回答は、一週間前の「柏崎原発大集会」での慶應義塾大学金子勝名誉教授の講演とは真逆の見解です。まさに「原発では経済が成り立たないことは明確で、国も電力会社も固執し世界の判断に逆行している。まさに“経済産業妨害省”だ!」を実感する説明会です。

4時に終了し、ビロードのような静かな日本海と眩しい太陽の中を帰途に着きましたが、理解を深めるというよりは消化不良で何だかNUMOに上手く騙されたようで、もう一度資料を熟読です。夜になって岩手県知事選挙は、地道な野党共闘の勝利の嬉しいニュースです。

gooから届いた一年前のブログで、写真の姫川左岸の東京発電(株)姫七発電所の小さな水力発電所が、糸魚川市と上越市全域の一般家庭一年間の発電量であることを説明会テーブルで発言したばかりです。未解決事件と原発と大規模集中型発電