すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

災害時における政治の役目と福島原発事故処理

2019年09月12日 | 地震・原発

千葉県内に大きな被害をもたらした台風15号は、東京都のお隣というのに4日が経過しても未だに停電と断水が続く大規模災害です。災害対応は一刻をあらそうだけに政府の働きが伝わらず、住民任せ、地域任せ、民間業者任せなのでしょうか。森田千葉県知事の他人事のようなコメントにも呆れてしまいます。

また昨日、君津市の石井宏子市長は市内の状況について、「停電がまだおよそ2万6000戸で続いており、復旧の見通しもまだ聞けていません。10日、県に電源車を要請し、1台来ていただきましたが、まだ足りていない状況です。高齢者施設では断水も続いていて、給水車を要請していますがこちらもまだ足りず、食料も不足してきています。市内の病院では自家発電で対応していますが、燃料が足りなくなっているところもあります。気温が高く非常に深刻な状態です。一刻も早く通電し、地域に水や食料を届けるため全国の皆様に応援をいただけるとありがたいです」と訴えています。

さらに石井市長は今後の対応について、「冷房のある避難所を増やし、電気や水道などライフラインを復旧していきたい。自宅で過ごしている人も多く被害を把握しにくいが、命を守ることを第一に対応していきたい」と話していました。自家発電装置のある施設はともかく、大型発電機の支援があれば、福祉施設や保育所などはどんなに助かることでしょうか。その復旧や支援体制の出遅れに、政治とは何かと考えてしまいます。

メディアといえば昼夜、今回のアベ内閣改造での小泉進次郎議員のサプライズ人事や、韓国叩きでウンザリです。その小泉環境大臣は本日、福島入りで内堀県知事と会談で原発事故処理など耳障りのいい言葉を発信ですが、パフォーマンスに終わらぬよう結果をしっかり出してほしいものです。そして事故検証もままならない中での原発再稼働に固執する東京電力、今回の災害復旧に会社の限界をみる思いの終日です。

14日(土)夜11時からNHKEテレ「原発事故のごみ」特集です。