日刊「NOCUSる」

たとえば5年後、あなたは何を食べている? それは、どこで誰が作る?

ナマ志位ほか

2009-01-26 | 神没鬼出
No.3137

さる1月20~22日、
農民連の大会が東京で開かれ、
諸般の事情を勘案し、初日のみ参加してきました。

写真。ナマ志位や、その隣は、
日本米穀小売商業組合連合会の理事長さん。
農民連の運動のひろがりを感じます。なんと、
農協中央からは15年ぶりにメッセージが届いたとか。
下記に転載しましたが、このなかで特筆したいのは、
自・公政権の農政と一体となり、WTO体制の前に
とっくに白旗をあげていたかに見えた農協中央が、
農業“グローバル化”の対極概念とも言うべき、
「食料主権」という言葉を発していることです。
遅きに失したなどとは決して言いますまい。
ようやくという思いで歓迎したいと思います。

農民運動全国連合会台18回定期大会へのメッセージ
 農民運動全国連合会第18回定期大会のご盛会を心よりお祝い申し上げます。
 さて、世界の食料需給は、構造的なひっ迫に急転換し、原油・肥料・飼料価格の高騰により農家経営は危機的状況となったほか、行き過ぎた市場原理が、地域経済を崩壊に追いやり、社会全体に歪みを引き起こしています。市場原理だけでは解決し得ない課題を、協同の力で乗り越えていくことが求められており、いまこそ、協同組合の出番だといえます。
 WTO農業交渉については、昨年末に閣僚会議の開催が断念されましたが、食料自給率が40%と著しく低いわが国にとって、食料主権の確立こそが必要であり、「悪い合意ならしない方がよい」という確固たる決意のもと、引き続き、毅然たる対応をとることが必要です。国連人権理事会における特別報告においても、貿易と食料を得る権利との整合性の確保が必要であると結論付けています。
 現在、政府は、22年の「新たな食料・農業・農村基本計画」の策定に向けて検討を開始しましたが、安全・安心な国産農畜産物を安定的に供給することにより、食料自給率を向上させていくことが必要であり、関係団体の方々と連携した取り組みを展開していくことが、重要になると確信しています。
 この大会を通じて、貴会の益々のご発展と、ご参集の皆様のご健勝を記念申し上げ、メッセージとさせていただきます。
平成21年1月20日
全国農業協同組合中央会
 会 長  茂 木 守

余談というか関連というか参考というか → テレビから

 

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