推手サークル!

太極拳を中心に対練ばっかりやりまくっています。
静岡県湖西市がホームです。

雪だるま式

2015-05-02 05:32:18 | 日記
連休に突入しますが、この時期に観光に行くのは自殺行為です。
どこも渋滞、人の行列、観光地なんかろくなものではありません。

それよりも近場で体でも動かした方が有意義に過ごせます。
偶然にも今週日曜日は推手サークルジャンボリーというイベントが行われますので是非ご利用ください(笑。

さて、5月さっちゃん最初の練習会は金曜夜のFNPからです。
連休前日のせいかメンバー5人と少なめでしたが、内容はいつも通りコアでした。

5人なので2人、3人の組に分かれて時々人を入れ替えます。
管理人はKKさん、Miさんの3人組でこねくり合いました。
2人組みはHKさんとHMさんです。
どちらの組も崩し合いの推手がメインでした。

3人組みの方は様々な事例に対してどう対処していくか、というテーマでした。
色々な人と手を合わせると意外な方法でやられてしまう事があります。
実はこの「やられる」というのが大切で、非常に貴重な経験です。
命がけの真剣勝負ならともかく、練習の中でやられるのは経験の蓄積には欠かせません。
やられるとその対処法を考えますから自分の引き出しが増えて行きます。
負かした方も同じ手は通用しないので、新しい方法を次々に編み出して行かざるを得ません。

こうやってお互い雪だるま式にノウハウを増やしていくわけです。

KKさんからはキンダを少し教わりました。
あまり手の込んだ方法は相手に逃げられてしまうのでワンアクションのシンプルなものの方が使いやすいです。
人間が「あっ!」と思ってから体を動かすまでに0.2秒のタイムラグがあります。
この0.2秒は神経に信号が伝わる物理的なものなので人間である以上縮める事ができません。
いかにこの短い時間を使うかが技の成否に関わってきます。
シンプルな方が有利なのはそう言った事情もあります。

一方HKさん・HMさん組はお2人ともフルコン経験者ということで、陳式太極拳を利用したコンタクトの方法などを模索されていたようです。
太極拳で蹴りというのはピンと来ないかも知れませんが、陳式は多彩な蹴り技を持っているので、フルコンタクトの当て合いなどにも活用できます。

1人休みで外れることが出来る3人組と違って2人組は動きっぱなしですが、2時間ずっとバシバシやり合っておられたのですごい熱意と体力です(笑。

という所で今回も楽しく練習いたしました。
ご参加頂いた皆様、どうもありがとうございました。



すっかり暖かくなったので練習後懇談会も深夜まで続きます。
ベテランのお2人が実際の動きを交えながら解説をして下さるのですが、すごいなあと思うのは、あらゆる型がサッと出てくる事です。
「えーっと、こうだったかな」ではなく「こうだね」といって何気なくパッと出てくる辺り、長年の修練ですっかり型が体に染み付いているからだと思われます。
武術というのはこうでなければ実際に使う事が出来ないでしょう。





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